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♭♭昼時の青春1♭♭ ページ5

※2限〜4限すっ飛ばしてお昼休みです…。
〜side名前〜

4限が終わり、クラスの皆があちこちで輪を作り弁当を食べ始める。私はいつもは葵と一緒に食べているが今日は葵が委員会の会議があるとかで一緒ではない。彼女は文化祭委員なので週に1度このような事が起こる。そういう時は屋上で1人のんびり弁当を食べるのが私の昼休みの過ごし方だ。
「頂きます。」
屋上に着き、弁当箱を開けると色とりどりのおかずが顔を出す。卵焼き、ウィンナー、唐揚げと私の好物が沢山入っていて無意識に口角があがる。
「おー、ここの屋上前の学校より広い。」
「そうですね。私も以前通っていた学校より広く感じます。」
不意に話し声が聞こえたと思ったら屋上のドアが開いており、和泉くんと四葉くんがこちらに向かってきていた。
「あ、いおりんの席の隣の奴じゃん。」
私のことに気付いた四葉くんがこちらを指さしている。
「四葉さん、人を指差すことはやめろと教わりませんでしたか?」
「覚えてない」
「はぁ……すみません、他を当たりますね。」
四葉くんを窘めながら和泉くんは屋上から出ていこうとした。
「あの……!よかったら一緒にどう…?」
私は思わず呼び止めてしまった。
「いいの?」
「和泉くんと四葉くんがよければだけど……。」
四葉くんに尋ねられ答えると四葉くんは私の隣に腰を降ろした。
「あんがと、いおりんも座ったら?」
「い、いえ私は……」
「昼休み終わるよ?」
「………失礼します。」
和泉くんも四葉くんの隣に腰を降ろした。
「あんた、なんて名前なの?」
四葉くんに尋ねられ箸が止まる。
「あ、私は泉谷名前、よろしくね。」
私が答えると四葉くんは「おー、よろしく」と言って手に持っていた弁当を取り出し、箸をつけはじめた。
「いおりん!みっきーの弁当超美味い!」
「当たり前でしょう。兄さんの料理の味は私が保障します。」
こっそり彼らの弁当を見てみると色鮮やかでとても美味しそうな中身だった。
「和泉くんお兄さんいるの?」
「……ええ、4つ上の兄がいますよ。」
「似てねーけどな」
会話が進まずお互い無言で弁当を食べる。
「和泉くんと四葉くんってバイトしてるの?」
「バイトしてないけどこれから仕事やる」
………バイトじゃない仕事とは一体……。
「私達はIDOLiSH7というグループに所属しているんです。」
「IDOLiSH7…?」
「はい、まだ結成したばかりのアイドルグループですが。」
IDOLiSH7……確かに聞いたことのないグループ名だな……。

♭♭昼時の青春2♭♭→←♭♭難問の答え♭♭



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ととろと - メンヘラではなく、メンクイじゃないでしょうか? (2017年10月11日 22時) (レス) id: 74d0315008 (このIDを非表示/違反報告)
ふうり(プロフ) - みゅうさん» みゅうさん、コメントありがとうございます!そう言って頂けて本当に嬉しいです(;_;)亀更新ですがこれからもも楽しんで頂ける様、私も精進します…! (2017年9月7日 18時) (レス) id: c3b30cd158 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう - 面白いし、楽しいです。更新楽しみにしてます! (2017年9月3日 18時) (レス) id: ac309c6a0e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふうり | 作成日時:2017年7月30日 2時

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