Long-distance love

season15 ページ18

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さっさと話済ませて、ケンくんの所に行こう。


そう思いながら黒木啓司の部屋に入った。









｢でさ、部屋に来いて言ったの何？？私にまだ文句あるわけ？？｣









ソファに腰掛け、問いかける私。






啓司さんは立ったまましゃべり出した。









啓｢……ふっ。お前さ、まじで本気なわけ？ケンチのこと。｣






｢さっきも言ったやろ。本気やって。そもそも、出会った当初ケンくんがEXILEてこと知らんかったし。｣




啓｢じゃあさ…俺に今抱かれたら認めてやるよ。｣









鼻で笑いながら、見下すように私を見る啓司さん。




ほんま印象悪いやつ。









｢は？？あんたに抱かれる？？訳分からん。｣









その時だった。









ドンッッ−。









気付けば啓司さんにソファに押し倒されている状態……





やばい。









｢ほんまにやめて！！！！ケンくんに言うで！！！｣






啓｢(笑)言えば？？言ったらどーなるかなー。まじでただの芸能人食い散らかしたい女てケンチに思われるんじゃね？？笑｣









そう余裕で微笑みながら、私の両腕をしっかり抑えつけてくる。









だんだん近付いて来る顔…









〜♪〜♪









タイミング良く鳴り始める、テーブルに置かれた私の携帯。






ディスプレイをちらっと見ると




【ケンチさん】






啓｢お前、携帯貸せよ。どーせケンチだろ？｣






そう言って勝手に電話に出る啓司さん。








｢ちょ！返して！私が出る！！！！｣









そんな私の言葉も虚しく……









啓｢もしもし｣









｢ほんまに最悪…｣









やましいことなんて一つもないのに…






悔しくなって涙が溢れた。









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