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赤葦side



次の日、わかっていたけどやっぱりあまり眠れなくて


朝早く水飲み場で会ったAさんも眠たそうだった


彼女がそうなっている原因が俺だってわかってる


悪いと思ってるけど俺のことでもっといっぱい悩んでほしいんだ


そして想いをもう伝えたからハッキリと言った


ずっと気になっていたそのヘアゴムを付けないでほしいと


好きな人からもらったものを付けるな、なんて、好きでもない男から言われて困るだろうと思ったけど


俺がいる時だけでいい、今日だけでいいから他の男からもらったものを身に付けるAさんを見たくないんだ


わかったと言ってくれた彼女に、ごめんねとありがとうを言ってその場を去った


今日黒尾さんが来てまた何か言われそうな気もするけど、言われたら言われたでその時考えればいい


それから部屋に戻って着替えた後体育館へ向かった



今日もすでにいなかった木兎さんがもしかしたらいるかななんて思いながら廊下を歩いて、着いた体育館は誰もいなかった


静かな体育館でシューズを履いてアップをとって、昨日自分が言った言葉が脳内を回る


初恋なんだ


ずっと好きだったんだ


だから付き合ってほしい


少し気持ちをぶつけ過ぎただろうか。けれど自分なりに前置きはしてきたつもりだ。いきなりじゃない



「はぁ……」



見上げた天井は昨日と変わらない


Aさんとの関係は何か変わってくれるだろうか……



その時ふとした音に振り返れば、こちらにやってくる黒尾さんの姿があって


黒尾さんも俺に気付いて目を向けて、お互い逸らさずに数秒



「はよ」
「おはようございます。随分早いですね」
「まぁね」



そう言うと体育館に入り、シューズを履き替える黒尾さん


こんなに早く来るなんて、Aさんが心配だったんでしょう?俺や木兎さんが何かしないか


ほんと心配性というか過保護というか。まるで俺のものだと言わんばかりのその態度


あなたのモノじゃないでしょう?



「昨日木兎が色々やらかしてたみたいだけど、お前何してたの?」
「は……?」
「お世話係でしょ?お前」



なんで昨日のことを知っているんだろうか


さっき木兎さんから聞いた?多分外でロードワークしているだろうから会っていてもおかしくはない


けど、木兎さんもわざわざ黒尾さんに言わないでしょ



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成田(プロフ) - かおりさん» こんばんは!コメントありがとうございます!嬉しいです✨結構長かったと思うのですが一気に読んでくださったんですね!ありがとうございます!更新頑張りますので、また読んでくださると嬉しいです✨応援ありがとうございます!! (6月26日 23時) (レス) id: 44d50683fe (このIDを非表示/違反報告)
かおり - 最高すぎて三連休を使って一気読みしてしまいました🥹❤️続きが楽しみすぎて楽しみすぎて🥺更新大変かと思いますが応援してます☺️🫶 (6月26日 10時) (レス) @page42 id: c82b12eeb8 (このIDを非表示/違反報告)
成田(プロフ) - ゆんさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけるの嬉しいです✨更新できるだけ頑張ります✨ (2023年2月8日 15時) (レス) @page2 id: 4c44710d84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 好きすぎて更新が待ち遠しいです😍😍どのキャラもかわいい🎀 (2023年2月8日 0時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:成田 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年2月7日 23時

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