小田島有剣 ページ44
『ねぇ有剣』
ある日、俺の彼女がやけに真剣な顔をしてきたから何かと思えば
『有剣って発光してるの?』
「ぶはっ」
わけのわからないことを言い出した
「ははは何それ」
『だってすごいキラキラしてるんだもん!』
「髪の色じゃない?」
『それもあるかもしれないけどそうじゃなくて』
「じゃあそれは――」
手を伸ばして触れたAの毛先に指を絡ませて
「俺のことが好きだからじゃない?」
そう言えばパチパチと瞬きしたAは今気が付いたかのように「そうかも!」と瞳をキラキラさせた
そんな彼女に笑えば、首を傾げられて
『なんで笑ってるの?』
「いや、可愛いなーと思って」
『?』
未だ不思議そうな顔をするAに唇を寄せた
『いまの、キスするタイミングだった?』
ゆっくりと唇を離せば、数センチのところで止まって。開いた瞳と吐息がかかる
「うん」
『私は真剣な話してたのに』
「俺も真剣だよ」
『嘘。だって笑ってる」
「ほんとだって」
フッと笑って
「Aのことになると俺はいつでも真剣だよ」
そう言うともう一度唇を寄せた
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イチャつかせたかったのと
きっと好きな人って輝いて見えるんだろうなっていうあれです。
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成田(プロフ) - evifryさん» こんばんは。コメント嬉し過ぎてニヤニヤが止まりません。ありがとうございます!ビンゾーくん長編も読んでくださっているんですね!嬉しいです!轟くんの長編、そんな嬉しい事言ってくださるなんて…!少し落ち着いたら頑張って続きを考えてみようかなと思います!! (2022年12月12日 23時) (レス) id: 4c44710d84 (このIDを非表示/違反報告)
evifry(プロフ) - コメント失礼します…成田さんの愛されがとっても好きで、ビンゾーくんの長編も更新すごく楽しみにしている者です。轟洋介の長編、是非機会がありましたら公開していただければと思います…!何卒…!何卒よろしくお願いいたします…!!! (2022年12月12日 18時) (レス) @page19 id: 5d6115b8aa (このIDを非表示/違反報告)
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