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ページ32

『洋書も読むんですね』
「あぁ。向こうのはそのまま読んだ方が自分なりに解釈できるからな。洋書は読まないのか?」
『簡単なものなら読みますけど…久遠さんが読んでいるようなやつは難しそうです』
「意外と簡単だぞ?今度貸してやろう」
『えー、遠慮しておきます』


読むのに倍以上の時間が掛かりそうだと唇を尖らせれば、フッと微笑んだ彼


「そういえば、この間の赤髪――彼とはあれから会っているのか?」
『赤髪?あぁ、光輝くんですか?この間――』


そう言いかけて口を噤んだ

内緒というわけではないが、もし尊兄や竜ちゃんに知られたら面倒なことになりそうだ

するとピクリと久遠さんの眉が動いて、吐かれたのは大きなため息


「“光輝くん”か……あんまり深く関わるもんじゃないと思うが」
『え、どうしてですか?』
「見ればわかるだろう。まぁ、キミの兄達の方があれだが」
『あー……』


光輝くんは違うと思うけれど、確かに尊兄と竜ちゃんを見た時玄武高専だと一歩引いたのは事実だ


『でも、いい人達でした』
「どうだか。まぁ奏のお父様が京極家を選んだのだから仕方がないが」
『京極家は朱雀さんのお友達なんですよね?素敵な家庭だってわかってたんですよ』


そう言えば、一瞬止まった久遠さん


『?』
「…友人、と言うのか……というか、知らないのか?」
『何がですか?』


すると何も言わなくなってしまった彼に、ここまで聞いたら気になるわけで


『え、教えてくださいよ。気になります』
「はぁ……まぁ隠しているわけじゃなさそうだし……京極尊人の父親は奏のお父様だ」


彼の口から出てきた言葉に驚いて言葉を失ってしまった

▽→←▽ 久遠誠一郎



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成田(プロフ) - 千さん» はじめましてこんばんは!凄く好きだなんて嬉しいコメントありがとうございます!最近更新がゆっくりでして、お優しい言葉とても嬉しいです。やっと2が終わり、3に続けることができましたのでまたお時間ある時にでも読んでくださると嬉しいです! (2020年6月14日 1時) (レス) id: 5763570508 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 凄く好きで読んでいます。楽しみに待ってますので熱中症などに気をつけて頑張ってくださいね。ゆっくりで大丈夫ですので待ってます。 (2020年6月13日 9時) (レス) id: 5f39613bed (このIDを非表示/違反報告)
成田(プロフ) - みきさん» みきさんコメントありがとうございます!クッキーのくだりもありがとうございます!そう言っていただいて嬉しいです☆そして今日は誰と何をする?も読んでくださってるんですね!凄く嬉しいです!こちらこそ嬉しいコメントありがとうございます!とても活力になります! (2020年4月19日 0時) (レス) id: d5fb161253 (このIDを非表示/違反報告)
みき - クッキーを貰った奏様と兄弟には笑わせてもらいました(^^)今日は誰と何をする?も楽しませてもらっています。ステキなお話ありがとうございます♪ (2020年4月18日 23時) (携帯から) (レス) id: 28e8727e1e (このIDを非表示/違反報告)
成田(プロフ) - みきさん» はじめまして嬉しいお言葉ありがとうございます!どう出会わせるか色々と考えたのでとても嬉しいです!毎日がドキドキな主人公さんが今後どうなるか楽しみにしていただけたらなと思います! (2020年3月23日 23時) (レス) id: d5fb161253 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:成田 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年7月19日 22時

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