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ページ20


「ごきげんよう」
『ご、ごき、ごきげんよう……』



昼頃ロイヤルフェニックス学園に着いた私は、手続きを済ませ教室に入った


まるでお城のような外観に校内も綺麗で、すれ違う生徒たちは気品溢れていて


まさにお坊ちゃまお嬢様学校だ


こんなところに私が入っていいものかと何度も思ったが、もう入ってしまったのだから仕方がない


とにかく朱雀さんに恥をかかせないようにしなくては授業に集中した


幸い前の学校でやっていた予習部分からの授業で、これならすぐに追いつけそうだと胸を撫でおろす


あとはここで言われる一般教養を身につけることだ。ごきげんようだなんて初めて使った



「君が、Aさん?」



廊下で一人そんなことを考えていたら呼ばれた名前


振り返れば男の子がいて、その少し後ろにも男の子が二人


気付けば周りの生徒達がみんな壁側にいて、自然と円ができていた



『はい、そうですが……』



何これ、私もはけた方がいいのだろうかと頭の隅でそんなことを考えながら応えれば



「初めまして。朱雀奏と申します」



胸に手を当てて男の子がそう言った


周りからため息交じりの熱い視線が彼に集まっていて、一体何者なのだろうか



「父から貴女のことを聞きました」



朱雀、奏


父、ということはもしかして



『朱雀さんの、息子さん……?』
「はい。貴女を守るよう父から言われました」
『守る……って……』



何から?という言葉は彼の前では口にできなかった



『そう、ですか……』



何故こんなことになっているのかわからないけれど、こういうお坊ちゃまの世界には何か色々あるのだろうとそう返して



『あ、自己紹介!私、京極Aと申します』
「京極……?」
『はい。その、これからこの学園でよろしくお願いいたします。ご、ごきげんよう、』



深く頭を下げるとこの雰囲気に耐えられなくて逃げるように去った




▽→←ep.4 Team奏



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成田(プロフ) - 綾瀬さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!これからも頑張りますので、また読みに来てくださると嬉しいです☆ (2020年1月3日 20時) (レス) id: 9a366f7078 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬 - 毎回とても楽しみです。頑張ってください (2020年1月3日 19時) (レス) id: 006049a680 (このIDを非表示/違反報告)
成田(プロフ) - 滴さん» こんばんは。ご指摘ありがとうございます!「ら」が抜けていましたね!直しました! (2019年10月19日 22時) (レス) id: d5fb161253 (このIDを非表示/違反報告)
- こんにちは(*^^*) かなりお久しぶりです(笑) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ep.4 Team奏▽ページ20のここの部分 何これ、私もはけた方がいいのだろうかと頭の隅でそんなことを考えなが応えれば これ正しくは考えながらではないんでしょうか? (2019年10月17日 12時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
成田(プロフ) - 滴さん» こんばんは。コメントありがとうございます、読んでいただきありがとうございます!本日更新致しましたので、また読んでくださると嬉しいです★ (2019年6月2日 22時) (レス) id: 9a366f7078 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:成田 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年5月10日 23時

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