標的82 ページ42
「お前…死ぬつもりか?」
『…』
「何となく昨日のことで気づいた。やっぱりお前はずっと…」
『うるさいな。僕がどうなっても別にどうでもいいよ』
「…ああ、確かにそうだな。でも心配してる奴の気持ちを考えたことはあるか?」
『そんな奴どこにいるんだよ』
「お前をここに運んだのはオレじゃない。バカみたいに焦って沢田綱吉たちが運んだんだ。ま、様子を見るのはオレが代わったけどな。
…周りの奴もちゃんと見てやれよ、A」
ツナたちがわざわざ僕をここに連れてきたの?
本当に僕は周りが見えてないんだな…。
大雅に言われて気づくなんて。
「それとな、今日が最終戦だ。オレも準備整えてーからもう行くぞ」
『うん、わざわざありがとう』
「ああ。絶対来いよ」
『当たり前じゃん』
そう言って大雅は窓から保健室を後にした。
今日でやっと決着がついてしまうんだ。
ヴァリアーで過ごすのも少し楽しかったな。
それも今日で最後ってことか。
ま、僕の場合 戻ったりしないけどね。
連れてきてくれたツナたちにもお礼言わないと。
それに最後の戦い頑張ろうって励まさないと。
少し騒がしくなりつつある学校を後にしたのだった。
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ユメ(プロフ) - 吸血蝶さん» おかえりー!ぜんぜん大丈夫だよ~ (2017年8月16日 19時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶 - ただいま!!帰って来ました!!!これからは返信出来ます!!!ごめんね!!! (2017年8月15日 21時) (レス) id: e29e369563 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - 吸血蝶さん» そうだよね! おっけーです!大丈夫だよ~ (2017年8月12日 21時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶 - うん。確か五巻くらいだったはず!!! それと、塾の合宿で15日まで返信出来ません!!!ごめん!! (2017年8月11日 0時) (レス) id: e29e369563 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - すみません!旅行中なので更新できないです(現在車内)。といってもそこまで遠くないので日帰りですが…。明日は遅くなるかもしれないけど更新します~ (2017年8月10日 23時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユメ | 作成日時:2017年6月4日 20時