【REBORN!】幻のアルコバレーノの波瀾万丈な日々。２【ヴァリアー編】

標的74 ページ34

「エース……。

ぶはーはっはっ！！そいつぁ楽しみだ！！！」



「！」



「あの野郎！」



『あんたたちさ、もう煽るのやめたら？見てていい気はしないし』



「あ"あ？文句あんのかてめぇ」



『…いや、ないよ』





鋭い目で睨まれこれ以上何も言うこともなく押し黙る。



何か邪魔されたくないことがあるみたいだ。

今のザンザスに何を言っても聞き入れてくれないだろう。





そして、遂に始まりの合図の声が響く。





「それでは始めます。雲のリング、ゴーラ・モスカVS.雲雀恭弥 勝負開始！！！」



「な！？」



「飛んだ！！！」





モスカは飛び上がり雲雀へと一直線に向かう。

雲雀はそれをじっと見るだけだ。



でも勝負を諦めたような目はしていない。





ガキイィッ





『！？』





目にも止まらぬ速さでモスカに攻撃を与える。

頭部にダメージ、片腕を切り離した。



そしてモスカは衝撃で爆発し勝負の閉幕を告げていた。





「な……」



「え…」



「これいらない」



「へ？あの…」





全員がぽかーんと間抜けな顔をしている。

ま、確かにこの状況だと仕方ないな。



リングをちゃんと盗み取り雲雀は1つに合わせる。

それをまだ間抜けな顔をしているチェルベッロに渡した。

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