標的65 ページ25
話が終わりベルの元へと戻ってきた。
少し経ったところでベルがずっと騒いでいる。
さっきから暇だと言って駄々をこねていた。
「なー、どっか行こーぜ」
『行かないから。あんたの相手で疲れたし』
「ゲーセンは?」
『だから行かないってば。ベルフェゴールって僕の話よく無視するよね』
「じゃあさ、そのベルフェゴールってのやめよーぜ」
『は?』
「ベルって呼べよ。お前は特別に許してやる」
ニヤニヤと笑うベルフェゴールの意図は掴めない。
呼び名ごときで何を機嫌良さそうにしてるんだか…。
僕はため息をついて仕方なく口を開いた。
『ベル』
「!」
『これで文句はない?言っとくけど色々お世話焼いてくれたからそのお礼ね』
「しし、かわいーとこもあるじゃん♪」
『ちょ、何すんの!?』
抱きついてくるこのバカ王子は一体なんのつもりなのか。
引き剥がそうとするが力が強くて離れない。
しばらく暴れてると誰かが入ってきた。
「う"、う"お"ぉい…邪魔したな…」
『待て待て待て待て待て!!誤解!誤解だから!!』
「まじ邪魔すんなよなー。いい所だったのに」
『嘘つくな!』
「いてっ」
懇親の力で殴ると思ったより痛かったのか頭を擦った。
その隙に逃げ出してスクアーロを中へと手招きする。
こいつがあんな嘘を言う奴だとは思わなかった…。
152人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユメ(プロフ) - 吸血蝶さん» おかえりー!ぜんぜん大丈夫だよ~ (2017年8月16日 19時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶 - ただいま!!帰って来ました!!!これからは返信出来ます!!!ごめんね!!! (2017年8月15日 21時) (レス) id: e29e369563 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - 吸血蝶さん» そうだよね! おっけーです!大丈夫だよ~ (2017年8月12日 21時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶 - うん。確か五巻くらいだったはず!!! それと、塾の合宿で15日まで返信出来ません!!!ごめん!! (2017年8月11日 0時) (レス) id: e29e369563 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - すみません!旅行中なので更新できないです(現在車内)。といってもそこまで遠くないので日帰りですが…。明日は遅くなるかもしれないけど更新します~ (2017年8月10日 23時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユメ | 作成日時:2017年6月4日 20時