【REBORN!】幻のアルコバレーノの波瀾万丈な日々。２【ヴァリアー編】

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時間を確認するともう12時を過ぎていた。

だから軽くご飯を作ることにした。



すると、小さな話し声が聞こえてきた。





「まじでこの家に住んでんの？小さくね？」



「ベル、これは普通だよ。むしろ一人暮らしにしては大きいくらいだ」



「ふーん。庶民って苦労してんだな」



『…』





普通の家は防音設備なんてついてない。

つまり中から外も、外から中も丸聞こえだ。



明らかに自分の家の前から聞こえる声に眉を顰める。





「あ、なんかいい匂いすんな」



「そういえば朝も昼も何も食べてないね。早く終わらせてご飯食べようか」



「別にここで食わしてもらえばいーじゃん」



「敵が作った物なんて食べれるわけないだろ」



『…』





僕は今、昼食(焼きそば)を作っている途中だ。

きっとこの匂いにつられてるんだろう。



てか食わしてもらうってどういうつもり？





「なぁ、窓割っていい？」



「この時間帯に物音を立てるのはまずいよ。警察なんて呼ばれたら面倒だからね」



「それもそうだな。じゃあピッキングかー」



『…』





お前らちょっと待て、人ん家に何しようとしてんだ。



思わず固まっていると玄関からカチャリという音が聞こえた。

すぐに我にかえり双剣を出しながら玄関に急いで向かう。



そこにはニヤニヤと笑うベルフェゴールと無表情のマーモンがいた。

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