最終話 ページ44
「ほら、こっち来なよ」
「やだやだやだ！触らないで！」
「…そんなに拒否されると傷つくんだけど」←めちゃくちゃ落ち込んでる
「(なんでだろう…恭弥が子犬に見える)
ごめんね、いつもの癖で」
「捕まえた」
「…やっぱり騙された！離してよー！」
「嫌だ。絶対に離さない」
掴まれた手首を振り回すけど、離してくれそうにない。
でも、こんなくだらない会話でも楽しくて。
意地を張るのも、この関係を崩したくなくて。
いつの間にか恭弥の存在が大きくなってた。
それを認めたくなくて、いつも逃げてた。
恭弥を何度傷つけてしまったんだろう。
今更だ、って言われるのかな。
もう好きじゃない、って言われるのかな。
でも、まだ恭弥が好きって言ってくれるなら…。
私もこの掴まれた手を握り返そう。
もう振り払ったりせず、ちゃんと素直になろう。
「好きだよ、A」
「…」
「いつもみたいに「好きじゃない」って言わないの？」
「これが私の答え…だから」
恭弥の腕を引き寄せ、頬にキスをする。
唇にするほどの勇気はなかった。
固まる恭弥をその場に残し、私は応接室を飛び出した。
赤くなった顔を必死に隠しながら───…。
end
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ユメ(プロフ) - フランさん» 私もこんなにも早く終わってしまって寂しいです…。でも、色んな方に最後まで応援していただいて嬉しかったです。フランさんもありがとうございました！ (2017年7月2日 16時) (
レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
フラン - ずっとずっと応援してきたこの作品が終わってしまって寂しいです!! 本当に素晴らしい作品でした!! (2017年7月2日 12時) (レス) id: 1f0fcb2d21 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - 桜もちさん» ありがとうございます！私も少し寂しいような気がします。新作の方も読んでいただけるなんて嬉しいです。1年間本当にありがとうございました！ (2017年4月16日 19時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 完結おめでとうございます！長く読んできたこの作品が終わってしまうのは少し惜しいですが、また新しい作品を読むことにしますね。本当にこれまでの連載お疲れさまでした！ (2017年4月16日 18時) (レス) id: 1907d70f44 (このIDを非表示/違反報告)
碧みんく(プロフ) - ユメさん» もちろんです！！！！ (2017年2月26日 21時) (レス) id: e33f267de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユメ | 作成日時：2017年1月4日 17時
