78-1:決別 ページ25
あの日以降、ドラコが医務室に来ることはなかった。
理由は恐らく、神秘部での戦い後にルシウスが捕まり、それどころではないのだろうと真緒は踏んでいた。
真緒はハリー以外の騎士団メンバー達やロン達にもシリウスを救ってくれてありがとうと何度もお礼を言われながら、退院を果たした。
ハーマイオニーとロン、未玖は重症で、退院は学年末3日前だった。
真緒はそれまでの間、すぐに人に取り囲まれるハリーの為、出来る限り彼の傍にいて人目から守るようしていた。
ハリー「…これからは君のこと、もっと信じるよ」
ハリーはダンブルドアとの話があった後、真緒にそう言った。
恐らく、ある程度ダンブルドアから真緒に関しての話を聞いたのだろう。
ハリー「ハグリッドに、会ってくる」
1人で行けるという意味だと理解した真緒は、行ってらっしゃいと手を振った。
医務室で未玖の様子でも見ようかと、真緒はハリーと逆方向に歩き出した。
未玖「お姉ちゃん！」
医務室に着くと、未玖が酷く嬉しそうに手を振る。
真緒がベッドの横に座ると、目の前に華奢なネックレスが差し出された。
未玖「ジョージが、くれたの！」
その笑顔はあまりに幸せそうで、真緒もにっこりとして良かったじゃないと言った。
未玖「悪戯専門店も上手く行ってるみたい」
「それは素晴らしいわね」
未玖「あっ、そういえばさっき、マダムが言ってたけど、マクゴナガル先生が今日戻られるって」
その知らせに真緒は、会いに行ってくる、と立ち上がった。
未玖「多分、そろそろ着かれるんじゃないかな」
「ありがと、行ってくるわ」
真緒は未玖にゆっくり休んでと添えると、医務室を後にして玄関ホールへと向かった。
マク「ミス土御門！！ああ、元気そうで何よりです」
「先生！」
玄関ホールにマクゴナガル、セブルス、ドラコがおり、真緒はマクゴナガルと笑顔でハグをした。
「先生、退院おめでとうございます、本当に良かった」
マク「貴女には助けられました、本当にーーああ、点数をあげましょう、私を庇ったミス土御門に50点ーーさあ、ミスターマルフォイにも言いましたが、天気も良いですし外に出てはいかがですか」
「はい、そうします」
真緒はマグゴナガルへ笑顔を向けてから、ドラコをちらりと見た。
「…散歩でも行く？」
険しい顔のドラコが頷いた。
「ーー何かあった？」
ドラコ「…大したことじゃない」
歩きながらドラコは否定する。
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はっさる(プロフ) - M.Sさん» はい！無理せずに頑張って下さい！ (2019年9月17日 12時) (
レス) id: 0296957bfe (このIDを非表示/違反報告)
M.S(プロフ) - はっさる様:ありがとうございます！そんな風に言って頂けるととても嬉しいです(^^)どんどん物語も後半に入っていきますが、引き続きお楽しみ頂ければ幸いです！ (2019年9月17日 12時) (レス) id: ff3e6ddaf7 (このIDを非表示/違反報告)
はっさる(プロフ) - いきなりのコメント失礼します！毎回更新されるのが楽しみです！夢主の設定や物語の進め方がとても好きです！毎回更新を楽しみにさせてもらってます！これからもご自身のペースで更新頑張って下さい！番外編の更新も楽しみにしてます！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 0296957bfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M.S | 作成日時：2019年8月23日 18時
