タイトル未定-1 *request* ページ27
side A
今日もいつもと変わらずに作業中。
今のところは特に急変も何もないから、いたって平和〜
このまま何もなく日勤終わりますよーに！
なんて心の中で変なお願いをしながらデスクワークを進める。
んだけど…
「まーくんあーそーぼー！」
「えー、今お仕事してるんですけどー…」
「まーくんのおしごとはいっしょにあそぶことだもん！ひこうきつくろ、ひこーき！！」
結局子どもの押しに負けてこうやって遊んじゃうんだよね…
でもこのことで子供のいい気晴らしになるんなら全然大歓迎！ってことで子どもたちを連れていつものごとくプレイルームにGOー
「まーくんできた？ひこーき！！」
「できた、じゃーん！名付けてアイバード！」
「あいばーど？へんななまえー笑」
まぁこんな調子で子どもたちにも多少馬鹿にされながら…(苦笑)
でも、馬鹿にされてたアイバードが1番長く遠くに飛んだ笑
そうきたもんだから…
「まーくんつぎおれにつくって！！」
「ちがうよ、つぎはぼくにつくってくれるの！！」
「まーくん、ちーちゃもひこーき…」
折り紙持って俺に群がってくる子ども子ども子ども…！
いや、全然いいんだけどこんなに好評だとは思わなくてちょっとびっくり…(苦笑)
順番に作ってあげるから待っててーって何回も言ってるんだけどまぁ、そう長い時間も待てるお利口な子はあまりいないわけで…
せっせこせっせこ丁寧にかつ素早く折ってあげて次々渡していくっていう半分事務作業。笑
だったんだけど…
「Aちゃん！？」
別のナースの大きな声に吃驚したのとAというワードに引っ張られてぴたっと手を止めて振り向くと同時にすごい勢いで病室に駆け込んでいったA。
何かあったのかな…
今俺以外でAの傍に行っても大丈夫な人いるかな…
そう思いながら向かいのナースステーションを見渡すけど誰もいない。
今すぐ行ってあげたいけど…
「ごめん！まーくんちょっとお仕事できちゃった…飛行機はまたあとでちゃんと作ってあげるから！」
考えた末、結局別のナースににプレイルームに入ってもらって、Aの病室に急いだ。
さっきの走り方どう見ても尋常じゃない、絶対何かあったはず…
一応、翔ちゃんあたりに言っておいた方がいいかな
PHSで連絡を取って、扉をノックして「入るよー」って声をかけてからドアノブをスライドしたんだけど…
「え、開かない…！？」
何回動かしてみても開く気配のない扉
「A、開けて！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 868人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あさ(プロフ) - 続き楽しみです。 (2018年8月22日 23時) (
レス) id: 53269fcb11 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - とても引き込まれるお話ですねっ！ 続きがすごく楽しみです！ (2018年8月9日 14時) (レス) id: b187f87736 (このIDを非表示/違反報告)
あさ(プロフ) - 続きが気になります。 (2018年5月21日 12時) (レス) id: f3fc70be44 (このIDを非表示/違反報告)
あーこりん - 続き楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2018年1月16日 21時) (レス) id: 9fd1ab9960 (このIDを非表示/違反報告)
あさ(プロフ) - 続きみたいです (2017年12月31日 0時) (レス) id: f3fc70be44 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：羽苡 | 作成日時：2017年1月19日 18時
