My Days in Hospital [Storm] 6 (ページ26)

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side O

「大野さん？急で悪いんだけどさ、Aの病室来てくれる？今すぐ。」

っていう松潤の連絡を受けていっそいで病棟に上がってAの病室に到着したと同時にストレッチャーで運ばれていくあーばちゃんとすれ違った。

何があったかはよくわからなかったけど、あーばちゃんがAの前でぶっ倒れたことでAが不安定になっちゃってるからそれを宥めてほしいってことなのかはすぐに予測できた。

ひとまずAの傍に行くと、飛びつくように抱きついてきたからそれに応えるように優しく抱きしめ返してやると少し落ち着いた気がした。

「Aー、あーばちゃん急に倒れてびっくりしたなぁ～。でもAが一生懸命しょーくんとか松潤呼んでくれたからあーばちゃんも助かったんだぞ～？Aはあーばちゃんの命の恩人だなぁ」

まだ不安だろうから言葉をかけてあーばちゃんは大丈夫だということを伝える。

すると顔をあげて〈治る？〉って口パクで聞いてきた。

「あーばちゃんは絶対治るよ。だぁいじょーぶだってー！しょーくんはAを助けてくれるお医者さんだぞ～？あーばちゃんも絶対助けるから。しょーくんスーパードクターだからなぁ」

ゆらゆらとさりげなく揺らしてあげると不安と緊張がほどけたのか、クタっと腕の中で眠りについた。

ベッドに寝かせてあげて、軽く頭を撫でてると静かに扉が開いてニノが病室に来た。

同じように松潤に連絡受けてしょーくんからあーばちゃんの様子を聞いたんだって。

ぶっ倒れた原因は疲労からくる食欲低下に伴う貧血。
ヘモグロビンの値がビビるほどの数値を叩きだしたんだって。
輸血を逃れられただけまだよかったらしいけど…

説教決定だねぇ…(苦笑)

風間のとこに世話になったのも体調不良なのを隠すためだって推測に同意。
ここまで来たら迷惑かけないようにしなきゃって隠しちゃうタイプだから、あーばちゃんは。
らしいっちゃらしいけどやっぱりこうなる前に頼ってほしかったってのが皆の本音だと思うよ？

「落ち着いたらあのバカがっつり叱んないとなぁー。」

「弱ってると思うからお手柔らかにしてやれよ～？」

「わかってますよそれくらい笑」

…最後の笑、怖ぇよ…。

後日、あーばちゃんはニノをはじめとしたしょーくん、松潤にがっつり怒られましたとさ♪

(あ、俺は一応の宥め役ね？笑)

END
相変わらず収集悪くてごめんなさい！次からリクエストのお話に戻ります(汗)