My Days in Hospital [Storm] 6 (ページ21)

今日:13 hit、昨日:4 hit、合計:319,305 hit

21 ページ21

side A

家についてからささっと着替えて、1室客間として使っている部屋を療養中はAの部屋にしてあげようと思って、布団やら机やら何やらを準備して、翔ちゃんと一緒にリビングに戻った。
まぁ1人で寝るっていうことはないとは思うけど、1人の空間って結構大事だから。

おーちゃんに抱っこされてるAは朝よりは少しマシになったように見えるけどやっぱり不安げな様子で、ぬいぐるみをぎゅっと抱いたままおーちゃんの胸にぴったりとくっついてる。
そんなAを少しでも安心させてあげたくて抱っこを申し出てAを抱っこした。

軽く頬ずりした後によしよしって頭を撫でてあげるとさっきよりも少しだけだけど体の力が抜けていったような気がした。

「あのね、俺、Aのための部屋造ったんだ。布団もあるし、机もあるよー。でも、夜寝るときは俺たちの誰かと一緒に寝よっか！そっちの方がAも寂しくないもんねー？」

こくんと小さく頷いてくれたA。
やっぱりいつもより人肌恋しいんだね、普段なら迷惑だとかなんだって最初は遠慮するのに今日は最初から受け入れてる。

俺らとしてはそっちのほうが嬉しいんだけどね。

「夕飯出来たから席ついてー」

「ご飯出来たって。食べよっか！」

そのままAを抱いて食卓へ。松潤が食べさせてくれるみたいだからバトンタッチして自分の席に着く。
リーダーのいただきますで食事の始まり。
Aも松潤に促されて両手を合わせてご挨拶。

ちゃんと挨拶もできるようになったもんねー

んーやっぱり松潤の料理はおいしい！

「A、はいあーん。」

松潤に促されて素直に口を開けてる。食欲もちゃんとあるね、よかったー
食後の薬もちゃんとお利口さんに飲めたことで皆から褒められて照れてるのかな？すごく嬉しそう。

病院じゃない分他の子のこととかも気にする必要はないからAだけに時間を使うことができるし

食後のまったりタイムはテレビのついてるリビングで皆とのんびり。

まだ誰か氏らの腕の中にいないと不安がっちゃうけどさっきよりは断然落ち着いてきてる。
今はおーちゃんの腕の中。

当のおーちゃんは食後のせいか半分寝かかってるけど笑

「ねーねーA、お風呂どうしよっか？朝病院で体拭いて綺麗にしてきたけど、ここでもお風呂入る？あれならお風呂場で体拭くだけでもいいけどどうしよっか？」

Aの傍に行って聞いてみると、入るって口パクしたA。

よーし、なら準備しないとねー