My Days in Hospital [Storm] 6 (ページ14)

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side O

「やっぱり心因性か～。日ごろのストレスに身体も心も耐え切れなくなったって感じかな～。」

しょーくんからMRIも特に異常なかったからやっぱり心因性だわって報告を受けた俺。
まぁ、そうだよね～…

原因がわかったからあとはどうやって対処してストレスをなくして視力を元に戻してあげるかを相談しないと。

「どうすればいいと思う？」

ありゃ、しょーくん珍しくちょっと弱気？

「ん～、しょーくんはどう思うの？」

「退行のときもニノが休みとってずっといてくれて、何とか完璧ではないけど治まったと思ったら今度は新人でしょ？あれから五十嵐さんにも心閉ざしちゃったし言っちゃえば今Aが安心してるの俺らだけじゃん。だからできればずっとそばにいたりして少しでもストレスを緩和してあげたいけどAばっかり構ってられないから、それなら解消されるものも解消されないかなって思って…。」

うん、正論。
まったくそのとおり。

ここ最近の出来事でいつもよりも人肌恋しくなってる状態のA。

何をするにも抱っこだったりね。
皆できるだけAのための時間を作って病室に顔を出してあげているけど俺ら人間はコンビニ対応なんてできない。

しょーくん、ニノに関しては外来やオペがあったり、あーばちゃんや松潤も休みなしでずっと日勤夜勤続けてたら過労でぶっ倒れちゃう。
Aが主な担当といえど他にも担当の子はいるからね。

俺も俺でカルテを整理したり外来があったりカウンセリングしたりでずっとAの傍にはいてあげられない。

んー、ずっと一緒にAの傍にいてあげられる方法…
…一緒に？

それだ！

「しょーくん、Aを外泊の扱いにして俺らの家に泊まらせるっていうのはどう？」

「は！？智くん何言って…」

「それなら基本は誰かが家にいるし、外来だオペだ他の子の担当だとか一切気にすることなくAの傍にいて相手してあげれるでしょ？」

「まぁ、そういわれてみればそうだけど…。またこの前みたいになって泣いたりしないかな。」

「可能性は0とは言い切れないけど今のAにとっては病院で寂しい思いするよりはこの方法のがいい気がするんだよね～。」

「そういわれたらそうだけどさぁ…、ま、考えてみるよ。」

「よろしく～。」

ひらひら～っと手を振って医局を後にして院内を散歩。
10分くらいでしょーくんから、外泊許可にするって連絡が来た。

さーて、Aの様子も見がてら伝えに行こうかな。