My Days in Hospital [Storm] 6 (ページ13)

今日:5 hit、昨日:24 hit、合計:319,459 hit

13 ページ13

side M

MRI検査が終わったA。
付き添いには相葉くんが行ってくれたけど、すごく大変だったらしい。

MRI検査室まで連れて行ったのはよかったけど、固定のためにシーネ巻いたり、軽い鎮静しかかけてないから音がうるさかったら困るってことから耳栓つけてあげたりのところで怖がっちゃって軽いパニック引き起こす寸前らしくて。

翔さんと大丈夫大丈夫って声をかけて落ち着かせて、検査室に入ってからようやく20分後に検査ができたと。

勿論翔さんの所見通り、脳に異常は何もなく、大野さんと話してた心因性の視力障害だと診断された。

AはAで、検査が終わった安心と鎮静剤の作用でぐっすり。

目が覚めたときに1人じゃ心細いだろうから誰か傍にいてあげてという翔さんからの指示で、Aの病室の前でデスクワークすることにした。
中もちょこちょこ覗けるし。

時計を確認すると、検査から戻ってきて1時間弱経っていた。

「お疲れ～。」

「お疲れ。Aならまだぐっすりだけど。」

「あ、そうなの？まぁいいや笑しょーくんとかから検査結果聞いてる？」

「うん、心因性による視力障害って聞いてるけど。」

「そうそう。それでしょーくんとこれからどうするかなーって話してたの。」

「どうするかなーって？」

「いやね、心因性だったでしょ？この前のA自身から聞いたもう限界、から始まって、あんまり出ない退行でしょ？そして新人ちゃんの一件。知らず知らずのうちにストレスとかがたまって今回のことになったって考えてるの。それならたくさん甘えさせてあげたりしてそのストレスとかを解消してあげてっていうのが無難だと思うんだけど、ここ病院だからずっとずっとAばっかり構ってあげられないんだよね～。」

「…まぁ、そうだね。…で、大野さんは何考えてるの？」

小さく息をついてから聞いてみると、よくぞ聞いてくれた、待ってたぞ！と言わんばかりのドヤ顔を披露してくれた大野さん笑

「暫くの間外泊ってことにして俺らの家に住まわせようかなーって。そしたらずっとAの相手もしてあげられるしリラックスできるんじゃないかな～って。しょーくんにはもう提案済みだよ～。」

…本当に大野さんの考えにはいつも驚かされるけど今回も相当だ…

それに翔さんに提案済みって時点でその提案、ほぼ確定じゃないの？(苦笑)

まぁ、それでAがリラックスできてストレスも解消されるなら全然俺は構わないけどさ。