第31話 第二回戦 ページ33
レシプロバースト＿＿＿
見切ることはできても、避けるのは難しい。
だが、飯田君の武器は『速さ』。
だから当然スピード勝負に持ち込もうとするだろう。
(そこを…狙う……！)
「龍堂
ﾋｭﾝ
来た。レシプロバースト……
顔面に飛んできた蹴りをしゃがんで避ける。
しかし……
『ぐっ』
「すまない龍堂くん！勝たせてもらうぞ！！」
蹴りから上に飛んだ飯田君の回し蹴りが決まり、地面に叩きつけられる。
だけどスピードが緩んだその瞬間を逃さない。
首元の服を引っ張られ、場外に連れていかれそうになるが……
ﾌﾟｽﾝ
「いつの間に！！」
『蹴りの時』
飯田君のふくらはぎの排気筒を塞ぎ。そのまま一気に凍らせる。
「ぐうっ…」
「飯田行動不能！龍堂準決勝進出だぁ！！」
とても悔しそうな飯田君。
持久戦に持ち込まれなくて良かった。
体力は残り半分……
(少し…寝よう)
試合の中継はプレゼントマイクの放送で聴けるはずだ。今は休みたい。
背中のジンジンとした痛みを我慢しながら、控え室に向かった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「爆豪エゲツない絨毯爆撃で三回戦進出！！これでベスト4が出揃った！！」
『さて……行くか』
控え室を出て、舞台へ向かう。
Aと轟が同時に舞台に上がる。
「さっそく行くぜ！轟焦凍
開始直後、緑谷戦初手の規模の氷攻撃が迫る。
Aはそれを素早く横に避ける。
「そう簡単にはうまくいかねぇか」
『…来なよ』
そう言いつつも、避け続けるA。
いつの間にか、氷は二人を囲うように連なっていた。
「舞台が氷まみれだぁーー！！どうする龍堂！！」
『……左側、使わないのか？』
「……」
轟は何も答えない。
『私は君の熱が見たい』
それに君は父親…エンデヴァーとは違う。
『エンデヴァーは″燃やし尽くすような熱″だけど、君は……轟君は″冷えきったものを溶かすような暖かさ″を持ってる』
轟は目を見開いた。
Aは轟が熱を使うのを待っていたのだ。
しかし轟はいつまで経っても使おうとしない。
だからAはある強引な策に出る。
『君が使わないなら………私が使う』
＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋
飯田君ごめんなさい。
あと原作の飯田vs轟と戦い方が丸かぶりです。
主人公と轟の戦闘における思考が似ていると思って頂ければ幸いです。
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蒼鈴蘭(プロフ) - ゆともすさん» コメントありがとうございます！！かわいいよりかっこいいを目指してます(笑)なかなか忙しくて更新するのが大変ですが、がんばります！！ (2018年8月29日 19時) (
レス) id: 61752baa50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆともす(プロフ) - 主人公めっちゃカッコイイです！(´∀`) 続き待ってますー！頑張ってください(*^^*) (2018年8月28日 4時) (レス) id: 0710793742 (このIDを非表示/違反報告)
蒼鈴蘭(プロフ) - 桜瀧さん» ありがとうございます！！楽しみにしていてください！！ (2018年6月30日 18時) (レス) id: bbd138654f (このIDを非表示/違反報告)
桜瀧(プロフ) - ドラゴンの個性、めっちゃ好きです！！これからも更新楽しみにしています！ (2018年6月28日 18時) (レス) id: 83b4a1d791 (このIDを非表示/違反報告)
蒼鈴蘭(プロフ) - アロマさん» コメントありがとうございます！これからも個性をどんどん使っていくので、楽しみにしていてください！ (2018年3月12日 20時) (レス) id: 6d02c817f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼鈴蘭 | 作成日時：2018年3月4日 22時
