【Dr.stone】千空にだけ甘々なネコ (ページ4)

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3話ページ4

sideA

ｺﾞﾘｺﾞﾘｺﾞﾘｺﾞﾘ

砥石でーけた！

A『あと、まな板もつーくろ。』

ドサッ

ん？

千空｢スゲーな、量だけは。どんなチート体力してやがんだ、大樹てめー。｣

A『毒とか分かるの？』

千空｢雑頭に、んなこと分かるかよ。｣

えぇー……

千空｢ドクツルタケ毒。ブナシメジ食用、ベニテングタケ毒。見るからにアウトだろ、こんなマリオみてぇなよぉ。｣

A『でもタマゴタケは見た目毒っぽいけど、食べれるよね。』

千空｢だからデカブツにそんな知識ねぇから俺らで仕分んだよ。｣

わー…

A『ヨモギ食用、トリカブト毒。怖い！あ、でも弓矢に塗って狩猟にするならアリ。』

千空｢弓矢に扱える奴居るか？｣

……

A『…なんか武術に長けた人居ないかな。』

お昼♪お昼♪

A『ヨモギ…どうしようかなぁ…ヨモギ餅にするもち米ないし…』

大樹｢うおおおおぉ！美味い！｣

うるさ。

A『食事くらい静かに出来ないの？』

大樹｢すまん！｣

大樹｢うおおおおぉ！逆サイド採取ぅぅぅ!!｣

マジで煩い。

A『この動物の骨を骨粉にしたらこの辺で野菜とかを栽培出来たら良いなぁ…』

これ豚かな…

千空｢…｣

A『牛居ないかな…リン酸含んでるから…』

あ、でも魚でも…

うーん……

千空｢ちょっと出かける。｣

はーい。

side千空

デカブツよりも生活に対しての知恵がある。

硝酸取りに行くか。

大樹｢誰が置いたんだ！？｣

千空｢俺だバカ。｣

大樹｢お前かー！｣

うるせ。

大樹｢やはりもう人間は居ないのか…？｣

千空｢人間は増やす。最優先課題だ。｣

大樹｢千空とAが居れば安心だな！｣

なっ！

千空｢…誤解してるかもしれねぇが…俺たち付き合ってはねぇぞ。｣

大樹｢だが、Aはずっと千空のこと…｣

嗚呼…痛いほど知ってる。

数を数えてる時、たまに聞こえる甘ったるいあの声。

千空｢…付き合ってねぇが、他所の野郎に譲る気もない。｣

大樹｢おお！｣

千空｢てか、俺とてめーの対応見れば一目瞭然だろ。｣

そんなことより、

千空｢上からポタポタ落ちてるアレ。アレが硝酸だ。｣

大樹｢硝酸!!ってなんだァァァ!!｣

千空｢言うと思ったぞ、デカブツ。めんどくせぇから1mmも説明しねぇ。知りたきゃAに聞け。｣

大樹｢帰ったぞー！｣

A『はいはい。おかえり。』

冷めてんな。

千空｢帰ったぞ。｣

A『おかえりなさーい！』

この差はバカでも分かるだろ。