明るいあの子の裏事情【歌い手】 (ページ6)

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「それがさ…………」

待て。
これは言っても大丈夫なのだろうか。
言ったらなんか関係が拗れたりしないだろうか。

「いや、いいや」

「おい」

気になるやんかバカ狸ー！と叫んでいる胸毛。
それを落ち着かせているハムとホクロ。
なんだろう。今日は胸毛とハムが入れ替わっているのかと疑うくらい胸毛が子供っぽい。

「センラさん今日おかしいで。さかたんみたいや」

「俺がいつもおかしいみたいやんか」

「坂田とセンラが入れ替わってるんだよ志麻くん」

「I see.」

「なぜEnglish」

「Youもな」

「三人とも今日おかしいで……？」

「センラに言われたくない」

「センラさんに言われたない」

「胸毛に言われたないわ」

「辛辣ｩ！」

とりあえず、誤魔化すことは出来たらしい。

　

　

　

「誤魔化せたとでも思っとる？」

「もうやだこいつ」