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ユ「リオン！」
リ「久しぶりだな、ユキ…
1年ぶりか？」
この銀髪の男の子がリオン。
あたしの幼馴染なんだ！
ちょっと生意気で
ムカつくところもあるけど…
一人っ子のあたしには
年の近いお兄ちゃんみたいな存在。
ユ「うん！
ホントに久しぶりだね！
…でもどうしてここに？
前レーベに行ったら
リオンのとこのお爺さんが
「アイツなら家出中だ」って…」
リ「あのジジイ…;」
ジ、ジジイって…;
せっかく親のいないリオンを拾って
育ててくれたお爺さんになんて口よ…;;
リ「…少しダーマの神殿まで修行に。
盗賊になってきたんだ」
ユ「えっ！？
リオン…ドロボーさんになっちゃったの？」
リ「そんなわけがあるか！！;;
…お前の旅に着いていけるように
己を鍛えてきたんだ。
本当は武闘家か戦士がよかったんだが…
あのダーマのジジイ、
「一匹狼のリオンが戦士とは」と
文句ばかり言ってきたからな…。
面倒臭いから
盗賊にさせてもらったというわけだ」
ユ「でも似合ってると思うよ。
お爺さんも喜んでたでしょ？」
リ「ハッ、どうだか…」
もう…
素直じゃないなぁ…;;
ユ「…ん？
じゃあ、リオンも着いてきてくれるの？」
リ「当たり前だろう？
昔からの約束だからな。
ボクは約束は守る」
ユ「リオン…！！」
やっぱりリオンはいい子だなぁ〜！
反抗期が終われば
もっといい子なのに…(笑)
リ「…で？俺の他に仲間は？
まだ決まっていないのか？」
ユ「あ、うん。
できれば僧侶さんとか魔法使いさんが
欲しいところなんだけどねぇ…」
あはは、と苦笑いしていると
そこへ…
「あ、あの…
ゆ、勇者様！」
＿＿＿
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作者名：ゆっきー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0212akiha12/
作成日時：2024年3月7日 12時
