探しても出てこない ページ8
「ここに埋めたのを知ってるのは俺とあいつだけだ・・・くそッアイツを殴ってやる!」
と拳をポキポキ鳴らしながら怒るカミュ
こ、怖すぎる・・・
「ま、まぁまぁ・・・そのアイツって人のところに行って話聞こうよ。ね?A」
「そうした方がいいよ。」
あくまで、平和的に解決してやりたいものだ。
いざこざあるとめんどくさいから・・・
「デクの居場所を知っていそうなのは女将だな・・・
あっちに俺とデクがお世話になった下宿がある。そこで女将に聞いてみようぜ」
ほら、あそこの二階建の建物だと指さされ
とりあえず女将に話を聞いてみることにした
・・・
「おーい。女将いるか!?
俺だ。カミュだよ!」
・・・しーん。
人っ子ひとりもいなさそうだ。
「ったく・・・いねぇのか。
おい。イレブン、A
すまねぇけど少し探すの手伝ってくれねぇか?」
私たちは頷いた。
「よーし。髪色が赤でふくよかな女性だからすぐ分かるはずだ。
・・・俺はあっちを探すからお前達はそっちを頼んだぜ」
まぁ、高いところから探せば見つかるでしょ的な感じで私たちは高台に登った。
私はデルカダール城下町へ行く入口をなんとなく
見つめていた。
そこには一人の兵士が立っている。
見張りだろうか・・・
するとそこに一人の老婆が現れた。
なにか話している・・・が、直ぐに老婆は引き返していった。
次に男性が来た。
兵士にお金を渡し、城下町へと消えていった
・・・あれは裏金だね。
そして次に踊り子の女性がきた
兵士は踊り子さんにメロメロで追いかけようとしたのだが・・・
犬が現れ、逃げ回っていた
「勇者様・・・なかなか見つかりませんねぇ」
「うーん・・・あ、A。あれそうじゃないかな」
勇者様が指さしたのは
まさにカミュが探し求めていた赤髪の女性だった
「宿屋の方に歩いていったね。カミュに言おうよ」
高台を降りたとき、ちょうどカミュと会った
「こっちは見つかんなかった・・・
お前らはどうだった?」
宿屋の方に赤髪の女性が歩いていったと伝えた
「まじかっ!じゃあ宿屋の方に行こうぜ」
・・・
「女将。久しぶりだな」
「いらっしゃい・・・ってカミュちゃん!?あんたデルカダール兵に捕まったんじゃ・・・?」
「抜け出してきたぜ。まだやることあるからなぁ」
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作者名:神道守 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年8月13日 4時