新たな仲間 ページ7
「それで？今デルカダールはどうなんだ？」
「その仲間と悪魔の子を捕まえるために捜索中らしいですよ。早く捕まればいいんですが･･･」
不安そうな顔をするシスターさん。
まさか自分達がその仲間だなんて言えるわけがない
「あぁ･･･ごめんなさい。不安にさせてしまいましたね。これからは教会で休んだりしてもいいですよ！」
ちょっとだけ笑顔を見せてくれたシスターさん。本当に申し訳がない･･･
「そうか。じゃあもう少し世話になるぜ
･･･A、外に出ないか？これからの事話さなきゃいけねぇしな」
私に振り返り、そういったカミュ。
とりあえずついて行ってみるかな。
･･･
「イレブン！」
私とカミュは勇者様のところに駆け出した
どうやら勇者様は拗ねているようだ。可愛い←
「もー･･･二人とも遅かったですね」
「ごめんなさい。勇者様」
「それよりも、これからどうする？」
3人で知恵を出す。
･･･しばらくして結論が出た
・ナプガーナ密林を抜けて、イシの村(勇者様の故郷)に行く。
・カミュの大事なものを取りに行くためにデルカダール王国の下層に行く。
のふたつとなった。
「まぁ、今のところはこんなもんだろうな」
「･･･勇者様。私、あなたの仲間になってもいいですか！？」
自分の使命を果たすには
勇者様について行くしかない。
「いいよ！君が仲間になってくれるなんて心強いよ。」
「･･･ふっ。Aもそう言うとはな。
どうやら予言通り俺はお前を助けなきゃいけないみたいだ。だから俺も仲間にならせてもらうぜ」
勇者様は笑顔で私達を迎えてくれた。
その笑顔に連られて私も笑顔になっていた
これからどうなろうとも
私が貴方を守ってみせるよ。
それから3人で改めてシスターにお礼を言って
デルカダール城下町の下層へと歩いた
･･･
デルカダール城下町、下層
「おお･･･ここが下層か」
「確かあそこのゴミの山の所に埋めておいたんだ」
とゴミの山がある方をカミュは指さした
･･･て、オーブをあんな所に埋めるのかとツッコミたくなった
「さぁ。探そうぜ」
ちょっと嫌だったがカミュの為だ。やるしかないと思いながら私たちはゴミの山を探ることにした
･･･
「･･･無い。確かここに埋めてたはずなんだが･･･」
私たちがいくら探してもレッドオーブは出てこなかった･･･
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作者名：神道守 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年8月13日 4時
