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イレブンside
僕は今日16歳の誕生日を迎え、幼馴染のエマと成人の儀を行った。
道中魔物に出会ったり、山頂で魔物に襲われそうになった時に僕の左手の甲のアザが突然光を放ったりと様々なハプニングに見舞われたけれども、何とか無事に成人の儀を終え今日からは大人の仲間入りだ。
僕は、成人の儀を終えるとすぐ母さんの待つ家に帰った。
家に入ると、テーブルの上一杯に僕の好物が並んでいて、母さんが椅子に座っていた。
母さんは、僕が帰ってきた事に気が付くと悲しそうに笑いながら「おかえり」と言った。
僕は初めて母さんのこんな顔を見た。
いつでも優しく微笑んで、頼り甲斐があり、多少の我儘は笑って聞いてくれて、悩んでいる時は手を広げて「おいで」と言って抱きしめて僕が納得いくまで話を聞いてくれて、僕が間違った事をしたり、言ったりすると怒ってくれて、弱音なんて一つも吐いた事のない強い人だ。
母さんは僕の側までやって来ると僕の頭を撫でて「大きくなったね…そっか…もう16年経つものね…」とまるで自分に言い聞かせるように言うと何か覚悟を決めたのか僕の目を真っ直ぐ見て「イレブン…いまから母さんが言うことをよく聞いてね…」と言った。
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蜜柑 - 紅夜桜様応援と、アドバイスありがとうございます！まだまだ未熟者の私ですがこれからも精一杯頑張りますので、今後ともよろしくお願いします！ (2018年3月26日 6時) (
レス) id: cb38232fa7 (このIDを非表示/違反報告)
紅夜桜(プロフ) - とても面白いです！ ここで1人のファンからもっと楽しめるためのアドバイス！ 一文を書いたら2,3行をあけてから次の文章を書くと見やすくなってよりこの小説の魅力が伝わると思いますよっ！ 更新頑張ってくださいね！ (2018年3月26日 0時) (レス) id: 76ed65e459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑 | 作成日時：2018年3月20日 18時
