どうしたらいいの 11 ページ12
〜及川side〜
最近はるかちゃんの様子がおかしい理由を聞き出そうと俺ははるかちゃんを体育館裏に連れて行って話してくれるように迫ったけど、はるかちゃんは何も話してくれなかった。
何でもない、私事だから…と言葉を濁してこの場から去っていこうとする。
俺はその時辛そうな顔をしていたはるかちゃんが、涙を流していたのに気付いていた。
何でもない訳ない…、そう思った俺ははるかちゃんの腕をつかんで行ってしまおうとするのを慌てて止めた。
こう見えても俺はパワー5リラだからね。はるかちゃんより身体も大きいし、男だし、女の子のはるかちゃんにはそう簡単には振り解けないよ。
唇を噛み締めるはるかちゃん。
どうして話してくれないの?
どうして嘘付いてまで誤魔化そうとするの…?
辛そうな顔してるのにどうして…?
"部活への情熱が薄れた"
"熱血青春ごっこに飽きた"
"たかが部活"
"暑苦しいバレー部のくだらない青春ごっこ"
どうしてそんな思ってもないことを言うの…?
本当にそう思ってる人が俺や岩ちゃんより早く体育館に行って朝練の準備したりする…?
あんなにおいしい一人一人の好みに合わせたドリンクを作ったりする…?
タオルをふわふわにして、部室をきれいにして、ボールやネット、備品までしっかり整備したりする…?
する訳ないよね…?
ちょっと考えたら直ぐに分かるじゃん。
「正真正銘のバカ…?宮城県No1セッターの観察眼が腐ってる…?
マネージャーが何か悩んでて辛そうなのに、苦し紛れの嘘に気付けないんだったら主将失格だと思わない…?」
俺はそう言って、下から見下す目線で俺のことを見つめてきたはるかちゃんの目を鋭い眼差しで見据えた。
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Meiling - 更新頑張ってください! (2017年4月7日 18時) (レス) id: bc865d4969 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Musashi | 作成日時:2017年4月2日 10時