ロミオとシンデレラ ページ37
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ほくちゃんとお付き合いなるものを始めてから3日目の朝が来た。
普通は付き合って暫く経ってから、さあ同棲しようかってなると思うんだけど、私たちの場合既に(ほくちゃん曰く同棲)は同居していたわけで。
この家にいる間は、付き合っても何かが大きく変わることはないだろうなあと思っていたんだけども。
…なんかこう、これも予想はできていたけど、思っていたのの5倍くらいほくちゃんはそういうのにのめり込みやすいタイプだったっぽい。
…これ、言ったらおこられそうだ。
朝、いつも通りほくちゃんよりも早く目が覚めて、先に顔を作ってこようと起き上がる。
もうこの時点で最初の難関が立ち塞がるのである。
起き上が、れない。うん。
ほくちゃんの腕がぴったり巻きついていて、抱き枕のようにされているので、まずこれを解くところから私の朝は始まる。
そんで、なんで寝てるのにこの人こんな力強いんだろう。怖いわ。
というわけで、結局諦めてほくちゃんを起こすところから始めざるを得ないわけである。
「ほくちゃ〜ん起きて」
「…ん〜」
「起きなくていいからせめて手離して」
「ん、」
「いや強く抱きしめてじゃないから、逆逆」
「…やだーAもねよ、もうちょっと」
「それで昨日昼まで寝て後悔してたじゃん」
「うるさい」
「ちょっ！？」
布団の中に逆戻りさせられたと思ったら、両指を絡め取られ、耳の縁をはむはむと食べられた。
と思ったら、ぺろりと舌が這う音が直接響いてきてぞわっと鳥肌がたつ。
そんなものは気にかけてもくれず、唇は耳朶まで降りてきてまた甘噛みを続けている。
余りの刺激に擽ったくて途切れ途切れに変な声が出るし、身を縮こませらせて終わりを待つことしかできない。
この実力行使のタイミングもそろそろ掴めてきたけど、中々防ぐまでに至らないのが歯痒いところだ。
別にいいんだけども、最近気付いたけど私多分そんなに耳が強くない。
だというのに、この人多分分かってやってる。
そういうところが狡いとは思う。
対処法はほくちゃんの気が済むのを待つしか無いので、じっと耐えていると気付けば止んでいて、まん丸の双眸に見下ろされていた。
いつの間にか下に組み敷かれるような形になっていて、ただじっと見られている。
本当にノーメイクなのでじろじろ見ないで欲しいのと、無言怖いんだけど…。
と思ったら、いきなりまた潰されるんじゃないかってくらいに抱き締められた。
痛い、重い。
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も。(プロフ) - usaさん» コメントありがとうございます！この一番もどかしい時間を楽しみながらのんびり進めていけたらと思います。更新ペースも早い方ではないですがまた覗いて頂けたらと思います(T_T)ありがとうございました！ (2020年7月21日 13時) (
レス) id: db66c21382 (このIDを非表示/違反報告)
usa(プロフ) - 今回の更新もとっても面白かったです。早くほくちゃんとくっついて欲しいような、付かず離れずのもどかしい距離が楽しいような…！今後の展開も楽しみにしていますのでご自身のペースで無理せず更新がんばってくださいね。引き続き楽しみにしております！ (2020年7月20日 22時) (レス) id: c80ccd6f24 (このIDを非表示/違反報告)
も。(プロフ) - 飴さん» ご意見ありがとうございます^ ^長文かつストーリーが遅いことは明記させて頂いており、また趣味かつ自己満足の作品ですので読んで頂くことを強制しておりません。合わないと思いましたら読むことを辞めて頂いて構いませんよ。お時間を割いて頂きありがとうございます。 (2020年7月18日 15時) (レス) id: db66c21382 (このIDを非表示/違反報告)
飴 - 何度も続けてのコメントですみません。 長々と失礼なコメントで失礼致しました。 それでは...。 (2020年7月17日 19時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
飴 - またまた続けてのコメントですみません...。 そして台詞の行間隔あけたほうが良いと思い ました。 行間隔が詰まっていると読みにくいので...。 (2020年7月17日 19時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：も。 | 作成日時：2020年4月25日 23時
