時透無一郎の許嫁 弐

４５　学校生活は、、、。 ページ15

〜Aside〜

無一郎と喧嘩(？)してから、私は有一郎と一緒に
行く様になった。




彼と談笑していても、心の何処かで無一郎の事を考えている。









胸が締め付けられる様に痛い、、、。









クラスメイトの視線も痛い、、、。



私が何か言われていたら、有一郎が庇ってくれるから
まだマシだけど、、、。









でもさ、、、早く無一郎の笑顔が見たいよ、、、。






顔を合わせることも無くなってしまったし、、、。









ただただ過ぎ去る日常、、、。








まだやる事があるだけマシだけど。









そう、私はもう一度オリンピックに出る為に
テニスをやっている。





ブランクはあったけど、それが感じられないくらい
上手いとコーチに言われて安心する。









代表になれても、今の状態では反対多数で出られない可能性がある、、、。









未だ誤解は解け無いまま、、、。









この誤解を解く為には一連の事件の首謀者を見つけなければ、、、。









勘だけど、多分大阪の事件も同じ人が起こしてると思う、、、









何としてでも見つけなきゃ、、、！！！




そして、きちんと雅音に謝らないとなぁ、、、。









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〜時透無一郎side〜

最近Aが兄さんとばっかり話していて、つまらない、、、。


Aは兄さんのじゃ無くて、僕のなのに、、、。







僕はAが大好きなのに、、、。



君は違うの、、、？









最近あまり目を合わせてくれなくなったし、、、


でも、兄さんとだけは楽しそうに話している。






そして、今年から転入してきて、仲良くなった霧川さんとも仲良くしているらしい。




よく会話で二人の名前が出てくる。









兄さんの話題を出している時のAは楽しそうで、嫉妬した。





ずっと続くから、兄さんの事が好きなのかな、、、









その考えが僕を支配する。









でももしそうなら、、、、








僕はAを縛ってはいけない、、、、、、。



そう思って、Aから離れる決意をした。









自分の気持ちに蓋をして、、、。




Aに嫌いだと嘘をついて、、、、








これでいいから、、、と、自分に言い聞かせて、、、









本当は僕だってAとずっと一緒に居たいよ、、、。









でも、僕に縛る権利など無いから、、、









ナンデコンナニウンメイハ、
　 ザンコクナンダロウネ

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