オ フ ィ ス ラ ブ 。((橙))

◎ 5 ページ5

そこからの記憶があんまりなくて、


気付いたら朝を迎えてた。






__________






「丸山くん、丸山くん…ったぁ」


丸「ん〜Aちゃんおはようございます、

…頭痛い？笑」


「二日酔いだわ…」


丸「昨日だいぶ飲んでたもんなぁ(笑)

はい、薬いります？」






丸山くんは優しく笑って、私に錠剤を差し出した。




お礼を言い、受け取る。








「昨日…ちゃんと帰れてた？わたし」


丸「あ、覚えてへんの？

夜中やったし、フラフラやったから俺が送っていきました」


「うそ！わぁ、ごめん！」


丸「ええの。Aちゃん家知れたから〜♪」






わたし変なこと言ってないよね、大丈夫だよね。






丸「って俺ストーカーみたいやん」


「丸山くん、ごめんねありがとう」






あ。あれあげよう。






「お薬と、送ってくれたお礼。あめちゃん」






バッグの小さなポケットに隠されていた、オレンジ味の飴を丸山くんの手に握らせる。






丸「くれるん？」


「うん」


丸「なんか大阪のおばちゃんみたいやな(笑)」


「えっ」



丸「褒めてるんやで。ありがとう」






ほ、めてるの？くえすちょん。








まぁでも丸山くん、すごく嬉しそうだし




いっかぁ。






「んふふ」


丸「ふふ」








目を合わせて笑うと、幸せな気持ちになった。



今日も仕事がんばれる。

◎ 6→←◎ 4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す