オ フ ィ ス ラ ブ 。((橙))

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女「ぜったい別れない」


亮「ぜったい別れる」


「……」






あの、


私いる意味あるんでしょーか…







女「…ほんとに、あんた

亮の彼女なの？」



亮「彼女やで。お前が浮気相手やねん」





ににににしきどさん‼︎


完璧にそれ火に油！ 彼女みるみる怒ってるよ、ねぇ！








女「しんっじらんない！亮なんて知らない！


こっちから願い下げよ！」






あれ、火に水でした？



錦戸くんのキツい毒舌が効いたのか、彼女は勢いよく立って、バッグを持った。






やった…帰れる…







女「キスしなさいよ」


「へ？」



女「あんた、どーせ亮の彼女じゃないでしょ。錦戸くん呼びだし」





えっえっ…えっと。






女「あんたと亮が今目の前でキスしたら、別れてあげる」







ちょちょちょ待って！



これ…キスして誰が幸せになるんですか⁉︎






私は隆平を傷付けることになるし、錦戸くんは性格いいから罪悪感感じちゃうし。





…あ、この彼女は最後に錦戸くんのこと大っ嫌いになりたいんだ。じゃないと諦めがつかないから…





って納得してる場合じゃなくて！






「どうするの？錦戸くん…」


亮「できへんわ。マルのこと傷付けることになる」


「でも…錦戸くんは、その…ゎかれられないよ」


女「小声で言っても聞こえてんのよ」


「すみません」




亮「…一瞬だけ、中野」


「え」



亮「一瞬だけええかな」







…答えられないよ…







錦戸くんの顔が近づいてくる。




わたし、隆平以外の人とキスしちゃうの？






隆平…っ









丸「あかんっ！」




扉が開いて、苦しそうな隆平が私の手を掴んだ。






丸「亮ちゃん…A返してもらってええよな」





隆平は錦戸くんをキツくにらんで。



…怒ってる。







亮「ほんまごめん2人とも。俺1人でちゃんとこいつと話し合う」


丸「最初からそうしろや」


「隆平！」






隆平は私の腕を引っ張った。

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