オ フ ィ ス ラ ブ 。((橙))

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「こうですか？」


す「ちゃーうって。こう」


「えぇー？」






宴会の場で、となりの渋谷さんにお酒の注ぎ方を教えてもらう。







「合ってるよ、Aちゃん」


「わ」







知らない男の人が、私の後ろに座って私の肩を叩いた。






「すばる、なに嘘言ってんの？笑」


す「暇だったから」


「渋谷さんね…」






理由が意味分かりませんから、あなた。







「Aちゃん、俺に酒ついでよ」






見知らぬ男の人に手を掴まれて、立たされる。



あ、行くのか私。








チラッと渋谷さんを見ると、隣の女の子からボディタッチされてるし。


モテるのですね








「はいっ、入れて？」


「あ、はい」







違う部署の人なんだろう。



私はこの人のこと知らないけど、向こうは知ってるんだから、ちゃんとしとかなきゃ。







「俺、すばると同い年でさ

あいつと仲良いAちゃんが気になってたんだよ」


「べ、別に仲良くないですし…」


「あ、そうなの？じゃあ俺と仲良くしよ？」







なんなの、この人。






男の人はクイッとお酒を飲むと


私の足を触ってきた。







「あの…！」


「なーに？」





ハハハ、と笑って私の手と自分の手を絡ませる。






気持ち悪い


離してほしい









「やめてください…」


「いいじゃん。彼氏いないんでしょ？だから…」






コイツが、私のお尻に手を伸ばそうとしたとき








丸「この子の彼氏、俺です」






丸山くんの声が真後ろからして。







私を抱きかかえるように立たせて、私の手を引いた。

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