……長くねェ？(待ってあげて) ページ38
ポロ、ポロ。
大粒の涙が頬をつたった。
自分でも疑いました。
……泣いたのなんて、久しぶりだったから。
「ごめ、なさ…ｯ！今すぐ、泣きやみま…」
『泣き止まなくていい。』
「……え？」
目を見開いてA様を凝視しました。
…もしかして、自分の趣味で泣かせるためにしたのでは…？
最初はそう思ってたんです。
だけど、次の言葉で考えが変わりました。
『…なんか、てめェは自分の気持ちを押し殺してる気がすんだよ。
多分人頼るとかそンなのを遠慮してっからそうなってんだろうな。現に今だってそうだろ。俺に迷惑だと思って無理にでも泣き止まそうとした。
……あー、なんて言ったらいいのかわかんねェ……！！』
頭をガシガシとかくA様。
その時は少し分からなかったけど、確かに今考えればそうかも知れません。
その時は逃げ出して(？)そんなに時も経ってなかったから、まだそういう気持ちが残っていたのかも。
A様はあー…つまりはだなー……と付け加え、私を真っ直ぐに見つめた。
『たまには思いっきり泣いてもいいんじゃねェか？』
「ｯ……！！ｳ……ｯ、う、ぁあ……ｯ！！うわぁぁぁぁんｯ！！」
その言葉の意味が分からないのに、何故か安心したんです。
"この人は私のことを分かってくれる"
そう思いました。
その後、泣いて泣いて、泣きまくりました。声が枯れるまで、ずっと。
A様は私が泣き止むまで背中をさすってくれました。
その手つきが優しくて、暖かみがあって。
____とても、好きな手つきでした。
それで名前が気になって、聞いたんです。
A様も私の名前を聞こうとしたのか口を開きかけたんですけど……
ピーンポーン。
インターホンがなって。
それが警察だと確信したのは意外と早かった。
A様は私を逃がしてくれたんです。
そして私の去り際に、A様は私に口パクで言いました。
『 ま た な 』
ニッ、と笑う姿。
思えばそれがトドメだったのかもしれませんね。
そして、私はA様に好意を持ち、追いかけるようになったんです____！！
________
そこまで聞くとある疑問を持った。
『……おい待て。てことはお前が今そうなってんのって…』
「A様のおかげですね！」
……俺ァ犯罪者育てた(？)んか………まぁいいか(おい)
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そこらの推し好き(プロフ) - 外典様が出てくるの少ないのでめっちゃ嬉しいです、神小説ありがとうございます（（ (1月4日 17時) (
レス) id: c121845b66 (このIDを非表示/違反報告)
Nくん - 外典様？！夢小説で初めて見た！！！私も超絶推しなんだが！！もうすぐアニメで出てくるからすげぇ楽しみ...後、最近男主も以外に面白いんじゃないかと思って初めて読んだ作品がこれで...めっちゃドストライクです！神作品ありがとうございます！！！ (2021年8月11日 2時) (レス) id: 82237d8a5f (このIDを非表示/違反報告)
神琶月有栖(プロフ) - 運転手さんと仲良くなれそうですね…！((作者さんはズッ友ですね((←秒で友達作っていくスタイル←(神作品ありがとうございますぅ……(尊敬)) (2020年1月27日 17時) (レス) id: 3ce56407d8 (このIDを非表示/違反報告)
Kakuチョコ（親の携帯ですごめんなさい） - マイさん» 尊すぎて泣く……！？そんなことあるんですね笑 てかありがとうございます！！『‥‥あんがとな』お？？照れて（（殴 (2019年11月5日 19時) (レス) id: ef6a4212e1 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - あのぉ、尊すぎて泣きます。いや、泣きました(｀；ω；´) (2019年10月27日 19時) (レス) id: d1e84853e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kakuチョコ x他1人 | 作成日時：2019年7月18日 18時
