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15話 子供 ページ17

現在、私達は学園長からお使いメモを貰い町に来ていた。


零「うわぁ。僕達の時代とは全く違うね」


幸「あぁ。あんな所に簪置いて、、大丈夫なのか?盗まれるんじゃ...」


零「そこ?」


幸「はっ!私でも何か盗めるかも!ちょっと行ってくるわ」


零「何言ってんの!もお。変なこと言ってないで早くお使い済ませちゃお。で!名一杯遊ぼう!」


なんだ。結局零もそれが目的か。お使いちゃんと済ませてからってのが私と違って偉いがな。


その後は、ちゃっちゃとお使いを済ませ2人でうどんを食べたり簪見たりと町を満喫した。


あとはもう帰るだけ...だが、この後事件は起きた。


帰り道、私は零と並んで歩いていた。すると茂みの向こうから子供の声がした。なにやら怯えているようだ。


幸「零。先に学園に帰っていろ。私は少し用事が出来た」


零「ぇ、用事って?」


幸「大したことじゃないさ。お前は先に戻って学園長にお使いの品を渡しておいてくれ。私も用事を済ませてすぐに向かう」


零は少し迷った後「分かった」と言って忍術学園に向かって歩き出した。私は零が見えなくなったら声のした茂みの方に足を進め、茂みの奥を影から覗く。


?「や、やめてください!」


?「三之助!大丈夫か!」


山賊「は。ガキの分際で抵抗しやがって、俺達をなめんなよ!」


?「ぐっ!」


?「左門!」


零より少し背丈の低い子供達が山賊に襲われていた。1、2、、6人か。少し多いな。
子供達の内の2人は山賊に殴られたのか顔にあざがある。


青髪の子が山賊にしがみついて「やめてください!」と叫んでいる。すると1人の山賊が刀を抜いて斬りかかろうとした。


私は茂みから飛び出し間一髪で刀を止める。素手で刃に触ったからか手から血が滴り落ちる。あーあ。また零に怒られる。


私は相手に回し蹴りをくらわせその隙に刀を奪った。


幸「お前、大丈夫か?」


?「は、はい」


また山賊の1人が斬りかかって来ようとしたので片方の足を刀で刺す。山賊は声を荒げ倒れた。


私が子供達の方に向き直ると今度は首に蛇を巻いた子が釜でやられそうになっていた。しかもその子は気づいてない。


幸「危ない!」


私はその子に覆い被さってこの子の代わりに山賊の攻撃を受けた。背中に傷を負った。かなり深い傷。


子供達の泣き声が聞こえてくる...他にも何か聞こえる、この声は、零!


零「兄さん!!」

16話 山賊→←14話 お使い



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ユキナ - とてもおもしろかったです!更新待ってます( *・ω・)ノ (2019年5月19日 8時) (レス) id: 2f84e3a301 (このIDを非表示/違反報告)
小豆もち - はじめまして!返信遅れてすまいすみません!名前変更はしてないんです。申し訳ありません!! (2018年11月11日 21時) (レス) id: 2932db30f1 (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - はじめまして!名前変更可能ですか? (2018年10月18日 0時) (レス) id: 9ff0393da1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小豆もち | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年4月24日 18時

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