お兄ちゃんは私の大切な元気の源です！ ページ45
いつもは『隣』になんてこないA。
それが今日は、珍しく。骸は驚きを隠せず目を見開く。
でも、Aはそんな骸の顔もみず、まっすぐ正面を見ながら口を開いた。
「……何があったか知りませんが…
何でも自分で解決しようとしないでくださいよ。
私だって一応弟子なんですし…、それに
私だって、師匠に助けられましたから……私も師匠の力になりたいです」
「！！」
「師匠、言いましたよね？初めて会ったとき……『僕達は似ている』って…」
骸は、Aの声が聞こえるたびに、悲しみに顔を歪ませる。
そして、思ってもいないことが喉を通った。
「違います」
「……へ？」
「違いますよ。僕と君は。
君は……
嘘つきだ」
しっかりと、目を合わせて言った。
「なっ……！！」
その一言で目を見開いたが、Aはすぐにその言葉の意味を理解した。
その瞬間、空気に亀裂が走る。
でも、すぐにAが立ち上がる。
「………また、来ます」
そう言って、足早に駆け出してAは帰って行った。
「……クフフ……クハハハハハ！！」
Aのいなくなった部屋で、骸は笑った。
手の甲を自分の醜い右目に当てて、天井に向けて笑った。
「骸様……」
千種達は、様子のおかしい骸をただ見守る。
「『殺す』こととは、こんなに難しいことでしたか…？」
自分が突き刺せなかった槍に、呆れた目を向ける。
そして、代わりの刃となった自分の発言を今更ながら悔やむ。
「……もう、後戻りは出来ません。
明日……ボンゴレを討ちます」
「「！！！」」
その言葉に、ただ二人は目を見開いた。
「……そしてAは、違う場所で…
今度こそ僕が殺りましょう」
変えられない運命の歯車が、廻りだす。
【運命の時まであと、24時間】
お兄ちゃんは私が守ります！→←お兄ちゃんは私の大切な兄です！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
【リ○】『ちゃんと俺嫌’’われないと話進まないお☆by貴方』「「・・・・・うざっby... 東京ディズニーリゾートの絶叫系の中で好きなものアンケート！ 【絶対可憐ﾁﾙﾄﾞﾚﾝ】測定不能？それはそれは、つまり化け物って事でもっと見る
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
18髑髏@鳥のう○こ黒人に落下事件(プロフ) - 並盛で狂っているランキング……一位！！！ｗｗｗｗｗｗｗｗｗ (2013年3月10日 17時) (
レス) id: 1fdefecb09 (このIDを非表示/違反報告)
18髑髏@鳥のう○こ黒人に落下事件(プロフ) - 誰たっ！！？」 (2013年3月10日 17時) (レス) id: 1fdefecb09 (このIDを非表示/違反報告)
珱華 - この作品メッッッチャ面白いです！更新頑張って下さい！ (2013年2月26日 16時) (レス) id: 388b455cf2 (このIDを非表示/違反報告)
散桜＠黒兎(プロフ) - 面白いです！頑張ってください！ (2013年2月16日 11時) (レス) id: 6ccb762db8 (このIDを非表示/違反報告)
辰猫@レミフラ - 猫モロ雲雀ワロタwwwwwwwwww 面白かったですwwwwwww 更新がんばってくだせぇwwwww (2013年2月13日 16時) (レス) id: 17e76cfd6f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ラーナ | 作成日時：2012年11月16日 21時
