【リボーン】ドSで腹黒な私は武お兄ちゃんの義妹です！ (ページ3)

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お兄ちゃんは私の自慢です！ページ3

そして、お兄ちゃん達と別れたあと、私は
ファンクラブを殺し…ｺﾞﾎﾝ！…潰しに行きました。

「貴女達、お兄ちゃんのファンクラブなんて…作っていいと思ったんですか？」

唐突に現れた私。当然そのファンンクラブの人達はどよめきだした。

「誰よ！アンタ！！」「ファンになるのは私達の勝手でしょ！？」「どっか行きなさいよ」

騒々しい声に、私の殺意は我慢と理性を消す勢いで膨れあがり

「恐怖を……プレゼントフォーユーです★」

早々と限界を迎えた。

まずはファンクラブの『武』と書かれたはちきを剥ぎ取る。

そして私は逃げ惑う奴の頭を鷲掴み、髪をバッサリと切っていった。

髪は女の命、といいますから
これで半殺しぐらいにはなったでしょう。

嗚呼、私はお兄ちゃんを守るために……強くなりたかったのに
今では、私はお兄ちゃんより強くなってしまった。

こんなことも躊躇なくできてしまうほど。

「また遊びましょう、先輩」

あっという間に逃げていく人達にそう告げる。

と、その時でした。

「そこの、君…その髪は校則違反だ」

「？」

「……君だよ」

「………」

「君に話しかけてるんだよ」

「え！？私だったんですか！？」

「髪が緑色なのは、君だけだ」

「………」

私の髪は、緑色。
小さい頃……私はこの髪のせいでいじめられました。

ショートヘアーにしていますが、目立つことに変わりありません。

「……あのね、他人のコンプレックスを軽々しく言うなんて、最低だと思いますよ」

「……地毛なの？」

「だったらなんですか？気持ち悪いとか思ったんですか？
いいですよ。私、そーゆーのには慣れてますから」

「違うよ」

「？」

「……今回は…許す。それより、その綺麗な髪、大切にしなよ」

「……き、綺麗…？」

「そう、血の色が映(は)えてて」
「それは余計です」

髪についた血をぬぐう。
ていうか、今綺麗って………

「口説いてるんですか？
正直気持ち悪いです。森下君みたい。」

実は、この髪を綺麗だと言われたのは初めてではないんです。

綺麗いだ、なんて最初に言ったのは…あの森下君。

「……もう、私に近寄らないでくださいね。貴方、ストーカーになりそう」

「………咬み殺す」

＜シュッ！！＞

＜スカッ！＞

「あ、危ない！！森下君でもこんなことはしませんよ！！

じゃ、さよーならー！！」

＜ダダダタタ！！！＞

「……避けた……？」