第122話 ↓ ページ47
A「『期待しない方がいい』ってどんなお花見してるんですか？
お花見ってみんなで楽しくわいわいやるものじゃないんですか？」
すると沖田さんは
沖田「実際に体験するのが1番でさァ。とにかく期待しない方がいいと思いやす」
と言って沖田さんは再びご飯を食べ始めた。最近は時々他の隊士のご飯が羨ましいと思うことがある。
もちろん量が多くなって食べれないのは分かってるけど私以外はみんな一品多いからそれが羨ましい。
〜数十分後〜
私は今、副長室で書類仕事をしている。仕事に楽しさを求めてはいけないのは分かっているけどめっちゃつまらない。
副長の煙草が臭いし、書道苦手だし、副長は無視してくるし…。
要するに副長が悪い訳だ。でも煙草について文句を言うと徹夜させられるかもしれないからあえて言ってない。
じゃあ副長に無視されないためにはどうしたらいいんだろう？
やっぱり興味を持ってもらえるような話題をふればいいのかな？
じゃあお花見について聞いてみよう。ちょっとは答えてくれるかもしれないし。
A「副長、副長」
私が副長に声をかけると嫌そうな顔をしながら振り向き、
土方「何だ？くだらないことなら今度にしてくれ」
と言った。視線を微妙に書類に向けているのでこれから私がする話はくだらないと思っているに違いない。
A「さっき沖田さんにお花見は『期待しない方がいい』って言われたんですけど何でですか？
沖田さんには『実際に体験するのが1番だ』って言われたんですけど」
すると副長は書類の方に完全に体をむけてしまったものの教えてくれた。
土方「真選組は成人している人がほとんどだから酔っ払いが多数発生するんだ。
で、お酒を飲めないお前は何もついていけず酔っ払っている人たちを眺めることしか出来ないってことだと思うぞ」
確かにそうなっちゃうかも。でもいざと言うときは沖田さんとかおじいちゃんに話し相手になってもらおう。
A「でも沖田さんとかおじいちゃんとかと話せばすぐに時間は過ぎるかと…」
と言うと副長は苦笑いをしながら、
土方「梅園さんは…っていうか桔平君が今日で丁度20歳だからお酒は飲める。
ちなみに総悟は未成年だが普通に酒を飲んだりしてるから今日も飲むだろう」
と、言った。つまり、おじいちゃんの心配はしなくていい訳だ。
しかし、未成年の沖田さんがお酒を飲むのは許せない。頑張って止めてみよう。
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さどぱか(プロフ) - ありがとうございます。土曜日の夜にはきっと更新再開すると思うので是非読んでください！更新頑張ります！ (2020年4月9日 7時) (
レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
☆神楽☆ - すごく面白いです！更新頑張って下さい！！ (2020年4月8日 19時) (レス) id: e9262c735d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さどぱか | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/O1rSdKG5jR4/
作成日時：2020年2月16日 13時
