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第115話 ↓ ページ40

確かにフードをかぶって人探しなんてしてたら怪しまれて当然か。それに腰に刀もあるし。


私は再び女の子達の会話を聞く。もしかしたら有力な情報を喋ってくれるかも。


女の子1「っていうかどうして桔平君を探してるんだろ?」


もしかしたらこれを機に誰かが真実を話してくれるかもしれない‼


女の子2「え?知らないの?今桔平君は家出してるんだよ。で、家族が警察に捜索願を出したんだって」


どうやら桔平さんは事故の直後から行方不明なわけではなく、家出してから行方不明になったらしい。


ってことは事件に巻き込まれた可能性が少し減ったってことだよね。ちょっと安心。


女の子3「え?私さっき桔平君見かけたよ?ここから500mくらい南にある公園にいたけど」


これで最有力候補が出た。よし、今すぐ向かわないと。


…で、南ってどっちだ?


仕方ない。私は女の子たちの反応で方角を考えることにした。


きっと南の方角の方へ歩けばなんか反応するだろう。


まずはまっすぐ進んだ。これは反応なし。それどころか少し安堵しているようである。


次にすぐそこの交差点を右に曲がろうとした。ここでも反応は無し。左も同じ。


…ということは後戻りをした方にあるということか。後戻りということは女の子たちの前を通らないといけない。


何か話しかけられるかもしれないということを覚悟して歩かないと。


女の子たちの前を通った瞬間私は女の子たちに捕まえられた。


女の子1「さっきからあなた怪しすぎますよ?警察に通報しましょうか?」


私を後ろから羽交い締めにしている子が私の後ろからそう声をかけた。


めっちゃ怖い。さっき話していた声よりも低くて恐ろしい。


A「いや、私警察なんです。今桔平君を探していてですね…」


言い逃れできる言葉がこれしかない。


女の子2「じゃあ警察手帳を見せて下さい」


私の足を女の子のポシェットの紐でぐるぐる巻きにしている女の子にそう聞かれた。


羽交い締めを解かれた私はフード付きマントの中のポケットから警察手帳を取り出す。


A「これでいいですか?すみませんね、見た目が怪しい人にしか見えなくて」


私は女の子たちに警察手帳を見せた。これで安心…と思いきや


女の子3「あなた…女性?」


私はフード付きマントを掴んでいる女の子に聞かれた。これは結構まずいかも。


だって本来なら女性は真選組に入っちゃいけないからね‼

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さどぱか(プロフ) - ありがとうございます。土曜日の夜にはきっと更新再開すると思うので是非読んでください!更新頑張ります! (2020年4月9日 7時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
☆神楽☆ - すごく面白いです!更新頑張って下さい!! (2020年4月8日 19時) (レス) id: e9262c735d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さどぱか | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/O1rSdKG5jR4/  
作成日時:2020年2月16日 13時

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