第100話 ページ22
さっき話していたのがお登勢さんっていうことはやっぱりあの人が店主だったんだ。
お登勢「おい、銀時」
一度カウンターへ戻ったお登勢さんが再び万事屋さんに話しかけた。
お登勢「ただでさえ大きな犬を飼っているっていうのに猫まで買うつもりなのかね?」
そしてお登勢さんは私の方に向かって人差し指を向けた。
銀時「いや、こいつは…」
桂「銀時‼何故ここに猫がいることを黙っていたんだ‼どこにいるんだ、その猫は」
急に奥の方に座っていた桂さんが急に立ち上がり万事屋さんに向かって叫んだ。もしかして猫が嫌いなのかな?
銀時「ヅラ、見た目は猫だが黒ずきんちゃんだからな。あまり触らない方がいいと思うぞ」
…私の予想とは違って桂さんは猫が好きみたい。
お登勢「誰だい?その黒ずきんちゃんって?」
銀時「別の世界からこの世界に来たって言ってる女の子だ。ちなみに今は真選組副長補佐をやっている」
万事屋さんの言葉にちょっとムカッとする。もしかしたら万事屋さんは異世界トリップの存在を認めてないのかも。
私の場合、トリップっていうのか分からないけど。本当の体(?)はあの夢が本物であれば火葬されてるし。
桂「銀時、黒ずきん殿はどこにいるんだ?全く見当たらないのだが」
銀時「新八の足元にいるぞ。だが、ヅラに話がある。ちょっと待っててくれ。」
万事屋さんが桂さんに少し呆れたように言うと、
桂「そうか。なら少し待ってやろう。」
と、万事屋さんの呆れを全く気にする事なく席に座り直した。
お登勢「いいよ、銀時。今度その黒ずきんちゃん…だっけ?が、人間に戻った時直接話したほうが楽だろう?来てくれるかい?」
お登勢さんはそう言い私の方に視線を向けた。
コクンコクン
私はお登勢さんに向かって頷く。確かに、直接言葉のやり取りをしたほうがいいかもしれない。
銀時「そうだな。」
万事屋さんもうなずく。そして、桂さんの方へ向かい出したので私もついていく。
桂「で、どうしたんだ?銀時」
銀時「黒ずきんちゃんから伝言だ。ここにいるがニャーしか言えないから」
コクンコクン
私は桂さんに向かってうなずく。なんか今日めっちゃ頷いてるな。頷きすぎで首が取れないといいけど。
銀時「明日、お前黒ずきんちゃんと食事をする予定だっただろうが、黒ずきんちゃんが猫になったから…」
桂「俺は別に構わないぞ‼」
銀時「話の途中で遮るな」
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さどぱか(プロフ) - ありがとうございます。土曜日の夜にはきっと更新再開すると思うので是非読んでください!更新頑張ります! (2020年4月9日 7時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
☆神楽☆ - すごく面白いです!更新頑張って下さい!! (2020年4月8日 19時) (レス) id: e9262c735d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さどぱか | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/O1rSdKG5jR4/
作成日時:2020年2月16日 13時