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第96話 ページ18

私は食べ物を踏まないようにして副長の元へ向かい、副長にも猫パンチ。今回は爪を出してないけど。


私に注意できたはずなのに、注意してくれなかったから、猫パンチくらいはされてもいいと思う。


土方「痛っ…でも仕方ない。総悟に脅されててな。」


脅されている…?きっと副長の弱点とかだとは思うけど。今度沖田さんに教えてもらおう。


流石に私は副長を脅すのはやりたくないから、うっかりバラしたフリをして意図的にバラしまくるとかしようかな。


すると、猫になったせいか耳が良くなったらしく副長の独り言が聞こえた。


土方「『あぁ、マヨネーズ風呂って気持ち良くて最高だなぁ。』って寝言を言ってたなんて知ったらどんな反応をされるか…。バカにされるだろうな。」


よ、良かった。寝言で。寝言でも良くはないけど。マヨネーズ風呂なんて気持ち悪いし。


〜数十分後〜


私は今、万事屋の前に立っている。もちろん猫の姿で。


私は周りの隊士にジーッと見られるのが嫌で早々に屯所から飛び出してきた。


食事はそのままになっているけど沖田さんが片付けてくれるだろう。副長に言われて嫌々と。


ところで、私は何故万事屋の前に立ったままかというと困っているからだ。


インターホンに届かないのだ。猫の脚力を使って頑張っても届かない。


ニャンニャン鳴いてもきっと声は届かないだろうし…。どうしたらいいんだろう。


…体当たり。体当たりならうまくいくかもしれない。そこそこ大きな音が出るだろうし。


バン…バン


…バン…バン


…バン…バン


…バン…バン


ドタドタドタドタ…


体当たりを続けていると、万事屋の中から足音が聞こえてきた。どうやら気づいてくれたみたい。良かった。


ガラガラガラガラ


万事屋の玄関の扉が開いた。


銀時「誰だぁ?インターホンを鳴らさずに壊れそうな勢いでドアを叩いている奴は…って猫⁉」


万事屋さんは玄関を開けるなりそう言った。私は自分の言葉が理解されないと分かっていたので万事屋さんを無視して万事屋の中に入った。


どうせ万事屋さんは猫のイタズラだと思って私を万事屋の中には入れてくれないだろう。


銀時「新八、神楽!猫が入ってきたから、捕まえろ‼」


やっぱり万事屋さんは私のことをイタズラ猫だと思っているらしい。


私はそこそこ大事な用事で来ているんだが。取り敢えず捕まらないようにしないと。

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さどぱか(プロフ) - ありがとうございます。土曜日の夜にはきっと更新再開すると思うので是非読んでください!更新頑張ります! (2020年4月9日 7時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
☆神楽☆ - すごく面白いです!更新頑張って下さい!! (2020年4月8日 19時) (レス) id: e9262c735d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さどぱか | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/O1rSdKG5jR4/  
作成日時:2020年2月16日 13時

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