第48話 ページ10
私は無意識にフードを少し目深に被った。そしてマントも前から真選組の服が見えないように少し気を使って歩き始めた。
真選組の隊服を着て来なければ良かったかもしれないが、仕方がない。今さら引き返せない。
副長に教えてもらった辺りにはマンホールがいくつか、貸店舗がいくつか、それからあと他に隠れられるものといったら…ゴミ箱とか。
でもそれは流石に可哀想だし、結構深めの大きいゴミ箱だったので出にくそうだと思い、辞めた。
出にくいのはマンホールもそうだけど。
副長に報告することを確認した私は屯所へ帰ろうとUターンをした。
しかし、どうやらここに来て、キョロキョロしてすぐに帰ろうとする私が不自然だったらしく、
攘夷志士1「そこの君、君はこの前の会合で会ってないから君は明日の反乱には出ないはずだよね。」
攘夷志士2「しかも、ここに来てキョロキョロしてすぐに立ち去ろうとするなんて不自然だ。」
攘夷志士3「…貴様何者だ。」
そう攘夷志士に声をかけられ、囲まれる。
攘夷志士4「おまけにフード付きマントだなんて怪しさしか感じない。取ってもらおうか。」
そう言い、私に手を伸ばしてくる。私は迷わず刀を抜いた。
神様に夢で言われたことを思い出す。出来るだけ刀が触れないようにしないと。
取り敢えず私を囲んでいた攘夷志士は倒した。しかし、今の音で沢山の攘夷志士の目がこちらに向けられる。
そしてどうやら私のマントの合わせ目の間から真選組の隊服が見えたらしい。
攘夷志士5「真選組だー‼ぶっ殺せー‼」
という合図と共に沢山の攘夷志士が私に向かってくる。ざっと数えて20人くらい。
私は出来る限り刀に触れないように頑張ったが、うっかり刀に触れてしまった。
刀に触れてしまった相手が私と同じ時を進むようになった。
流石に相手は私を殺すことに集中しているせいで、時の流れが変わったことに気付かない。
それに気を取られてくれれば良かったのに…。
そして相手は男の人である。流石に普通の男の人と同格で戦えるわけがない。
状況的に今私は刀を × にさせてそこに男の人が剣で攻撃してきたので、* みたいになっている。
男の人は刀を離さず、私を押し始めた。流石に大人の男の人の力には勝てない。
私はそのまま行き止まりへと着いてしまった。これ以上下がれないと思った瞬間…
攘夷志士6「フゴッ」
男の人が倒れた。
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さどぱか(プロフ) - 朝見たら、君の作品が更新されてた!見てきます!あと、コメントありがとう!(KYSさんが大好きなあなたのリア友より) (2020年2月6日 6時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ少年(プロフ) - やあ☆((ごめん。ンンッ続編おめでとおおおおおおうッッッ!!!お気に入りとかしといた!!頑張れ!!あと私の作品のコメントありがとう!!(リア友より) (2020年2月6日 0時) (レス) id: 4071674049 (このIDを非表示/違反報告)
さどぱか(プロフ) - アリサさん» 続編も読んでくださり、有難うございます。 (2020年1月9日 17時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - えっ.....。 このお話、、、めっっっちゃ好こ。 (2020年1月6日 23時) (レス) id: c696a7446c (このIDを非表示/違反報告)
さどぱか(プロフ) - 猿山のゴリーランドさん» コメント有難うございます!コメントしてくださって大丈夫ですよ!これからも更新頑張るので、よろしくお願いします! (2019年12月29日 15時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さどぱか | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/O1rSdKG5jR4/
作成日時:2019年12月28日 20時