第73話 ページ39
アイマスクを拾った沖田さんはポケットに手を突っ込みながら私の方は近寄ってきた。
その瞬間素早くポケットからハンカチを出して私の口元を覆った。
…この人は沖田さんじゃない。ということを口元を覆われてから気づいた。
声や姿、そして言っていることまで沖田さんとそっくりだったから気がつかなかった。
?「よし…。これで神様を倒せるはずだ。」
その声が私が意識を手放す前に最後に聞いた言葉だった。
その声は先ほどの沖田さんの声とは違い、冷徹で怖い声だった。
神様を倒す?どうして?
+×+×+×+×+×+×+×+×+×+×+×+×+
目が覚めた私は牢屋にいた。牢屋といっても普通の部屋に鉄格子が付いているだけの部屋だけど。
そして私はベッドに横たわっていた。起き上がると、何故か手のあたりに変な感覚がする。
そして手元を見ると、手枷がはめてあった。壊れなさそうなくらいの結構頑丈な。
手枷には鎖が付いていて、さらに逃げ出されないようになっていた。
しかし、鎖の長さは長く、一応部屋の中を歩き回れるくらいの長さはあった。
部屋を見回すと、至る所に防犯カメラがある。死角は絶対にないから、マントの中にある短剣で鎖を切ることはできないだろう。
それに、刀は自分の部屋にあるから、能力が使えない。能力が使えれば、脱出しやすかったかもしれない。
誰かがこの牢屋に来る前に鎖と鉄格子をぶっ壊すことができたかもしれない。
これからは、念のため、短剣を2つ所持するようにしておこう。
スタスタ…ガチャッ
誰かが牢屋に入ってきた。
入ってきた人は20代前半くらいの若い細身の男性。少しだけ長い黒髪を後ろで軽く縛っている。
その人の目は生気が感じられないくらいどんよりとしていた。
生気がない目の男性「起きた…か?城ヶ谷A。」
どうやら生気がない目の男性は私の名前を知っているようだ。私は会った覚えがない。
ただ、その声にだけは聞き覚えがあった。神様を倒す…と言っていたのと同じ冷徹な声だ。
生気がない目の男性「睨んだとしても何も無い。手枷を見れば分かるだろう?逃げられないことを。」
つまり、私はここから出れないということか。
A「あなたが神様に恨みがあること、そして私がここから逃げれないことは分かりました。あなたは何者ですか?」
黒崎「黒崎麗音。1000年以上前は聖徳太子と呼ばれていた。」
黒崎麗音…崇める会のリーダーだ。何故私を…っていうか聖徳太子⁉
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さどぱか(プロフ) - 朝見たら、君の作品が更新されてた!見てきます!あと、コメントありがとう!(KYSさんが大好きなあなたのリア友より) (2020年2月6日 6時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ少年(プロフ) - やあ☆((ごめん。ンンッ続編おめでとおおおおおおうッッッ!!!お気に入りとかしといた!!頑張れ!!あと私の作品のコメントありがとう!!(リア友より) (2020年2月6日 0時) (レス) id: 4071674049 (このIDを非表示/違反報告)
さどぱか(プロフ) - アリサさん» 続編も読んでくださり、有難うございます。 (2020年1月9日 17時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - えっ.....。 このお話、、、めっっっちゃ好こ。 (2020年1月6日 23時) (レス) id: c696a7446c (このIDを非表示/違反報告)
さどぱか(プロフ) - 猿山のゴリーランドさん» コメント有難うございます!コメントしてくださって大丈夫ですよ!これからも更新頑張るので、よろしくお願いします! (2019年12月29日 15時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さどぱか | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/O1rSdKG5jR4/
作成日時:2019年12月28日 20時