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SJ「俺本気で先生に席替えお願いしようかな」
「え?」
SJ「1ヶ月もジョンウとハルトに囲まれる席なんて、机もAちゃんも可哀想」
JW「聞こえてるぞー」
授業が終わった直後、バビュンと私の席にやってきて頭をナデナデするジョンファン。
それを見て笑うジョンウと、気付かず爆睡するハルト。
頭撫でられるの恥ずかしいんだけど……
SJ「俺の隣の席おいでよ。ね?」
JW「そんなことしたらこの席つまんなくなるじゃん」
SJ「代わりにヒョンソクあげるから」
JW「やだ、Aちゃんがいい」
SJ「触るな変態」
私に伸ばしかけた手をジョンファンに払われる。
「今日は食べてから勉強しよっか」とにっこり笑う彼について行こうとすると、教室の入口から先生がジョンファンを呼んだ。
「ソジョンファン、今日は個人面談の日だぞ」
SJ「…え?」
「早く職員室まで来い」
SJ「……」
「ジョ、ジョンファン……」
JW「じゃ、やっぱりAちゃんは俺と一緒にご飯食べよ〜」
こんな時に限ってジョンファンが面談だなんて。
それを聞いたジョンウは嬉しそうに私の手を取りながら、ジョンファンに「じゃあね〜」と手を振った。
SJ「…Aちゃんコイツだけはダメ。マシホと一緒に食べて」
JW「ほんとにひどいなお前」
SJ「俺からのおねがい」
上目遣いのジョンファンが可愛すぎて目を逸らす。
「わ、わかった」と言うと「また後でね」と当たり前のように私の頬を撫で、スタコラサッサと去っていってしまった。
御曹司の息子も進路には悩むだろう。個人面談頑張れ。
JW「めっちゃAちゃんに触るじゃん。どっちが変態だよ」
「ジョンファンは変態じゃない」
JW「あんなベタベタ触るのに?」
「ジョンファンは下心がないの!ジョンウの触り方はなんか……嫌だ!ド変態って感じがする」
JW「俺は不審者かなにか?」
たしかにジョンファンはボディータッチが多い。
触られて熱くなる頬を抑えると「赤くなっちゃってかーわいい」と笑われた。
ジョンウのその笑顔がまた素敵なこと。
ビジュアルだけはほんとに王子様だ。
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うちゅちゅちゅじぇひょくん - コメント失礼します!今まで見たtreasureの妄想の中で一位になるくらい面白いです笑キャラも最高だし、ところどころのツッコミ?とか主人公の性格も面白いし似てるというかとにかく最高です!応援してます! (6月18日 16時) (レス) @page45 id: 30883e7dee (このIDを非表示/違反報告)
にょっぱ(プロフ) - 大車輪に毎回吹き出しちゃいます。素敵な作品を掲載して頂いてありがとうございます!これからも応援しています♡ (6月11日 23時) (レス) @page26 id: 3902eee54d (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - じぇさん» 書き手再開しました。お待たせしました。また自分のペースでちまちま更新していきますm(_ _)m (5月2日 16時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - ?.さん» ありがとうございます。また自分のペースでちまちま更新していきますm(_ _)m (5月2日 16時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - 千春さん» 大変お待たせしました。またちまちま更新していきますm(_ _)m (5月2日 16時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どりぃ | 作成日時:2021年11月14日 10時