君しか見えてない。【巴日和】【あんスタ】

9 ジュンくんといっしょ ページ10

Aside (注意。ネタバレ要素含む)


あ〜、大丈夫かなぁ、日和…。
私、まだ頭の整理ついてないよ…。
ジュンくん曰く、日和が夢ノ咲からの書類に不満を持って文句言ってるっぽいけど…。
私の知らない間にそんな書類があっただなんて。

そうこうしてる間に夢ノ咲学院に着いたらしい。
てか、めっちゃ、学院綺麗…。
警備員の方に事情を話し中に入れてもらった。


「あ〜、落ち着かない…」


ジュンくんは嫌なのか足が速く動いている。
すると、前方から大量の紙が降ってきた。


「な、何これ…、楽譜かな？」

「なんかの曲ですかね、けど凄い急いで書いたように見える」


目線を前に送るとそこには二人の生徒が居た。


「うわ、ショッピングモールを思い出す…」


ジュンくんの顔見知りらしい。
ふわふわの髪にネコ目をしている。


瀬「あんた…、玲明の…」

月「なんだ、なんだ〜？セナの知り合いか？」


もう一人はとにかくぴょこぴょこしていてなんだか元気。
確かにこの時点でもう濃い気が…。


「あ…えっと、玲明学園の漣ジュンです…。生徒会室はどこですか？」

瀬「ねぇ、そこの女子は誰」

月「漣ジュンっていうのか、カッコいい名だなぁ…インスピレーション来るかもっ☆」

瀬「レオくんは黙ってて」


う、私にも突っかかってきた…。
オレンジの髪の子はレオくんって言うのか…ふむふむ。


瀬「で、その子誰なのぉ」

「…玲明学園のプロデューサー科の子です」

瀬「ふーん」

「あの〜、ところで生徒会室は」

月「突当りを右だぞっ☆」

瀬「王さま、早く楽譜受け取ってスタジオいくよぉ。かさくん待たせてんだからねぇ」

月「じゃあな〜、サザナミと玲明のプロデューサーちゃん♪」


ある意味、私にとっては凄い洗礼だった。
これが、夢ノ咲…。←
あからさまにジュンくんは嫌そうだったけど、何とか生徒会室までにはたどり着けた。

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