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天丼、うっっっま。
つい瞬きを繰り返し、もう3口くらい食べ進めた丼の中身を見た。
メインを飾る大きな海老天に
獅子唐 那須 南瓜 芋 海苔 具材だけ見れば定番かもしれないが、タレが旨い。
タレがあまじょっぱい感じで、
でも天ぷらのサクサク感は残っていて最高だ。
『お、美味しい』
「そ？良かった」
ｽﾞｽﾞっと味噌汁を啜った彼は机がいっぱいになるほど様々なメニューを注文していたが、
苦しい表情はしておらず、本当に完食してしまう様子だ。
こんな細い身体のどこに入るのだろうか？
太らない体質なのか？大変なこともあるのかもしれないが、女性の私からしたら羨ましい･･･
こうして、彼と食事するのも初めてだな
と目の前のローレンさんを眺めていると
はっ！と先程の出来事を思い出した。
『あの、奢っていただいてありがとうございます』
「いいえー、彼氏のお金で食べる天丼はうまい？」
『貴方は彼氏では無いですが、美味しいです』
「つれないなぁ」
さっきはあんなに熱烈だったのに♡
そう照れたように手で頬を覆った彼だが、切実に忘れて欲しい。さっさと記憶から消してくれ。
クレープは私がお金出したいので、一番美味しそうな物食べましょう？と話を逸らすと
いいの？と首を傾げるので大きく頷いた。
少しだけ不満そうだが、異世界人である彼にそんなにお金を出していただく訳にも行かない。
それに、私自身お金を出して何かを与えたい気持ちがあるのでクレープくらいは･･･と。
クレープなんて安いもんだから、何個でも買ってあげたいくらいだ。
そう正直にクレープを買いたい理由を話すと
ローレンさんは顎に手を添えこちらを凝視した。
「Aさんってやっぱモテそう」
『私、恋人できたことないですよ？言ったでしょう、こうして家族以外の人と遊ぶのも慣れてないんです』
「でも俺、高校時代とかに出会ってたらその時点で好きになってるわ」
『････そんな、好きになれる要素あります？』
接客以外無愛想だし、無表情だし
オタクだしネットでは人格変わるし
人付き合い苦手だし、コミュ力無いし･･･
いや、好きになる要素皆無だろ。
益々この人の見る目が心配になってきた。
うんうん悩む私をじっと見詰めて
パッと花が咲いたように笑った彼
「んー、ま！俺だけ知ってればいっか」
『相変わらず変な人』
「ナチュラル悪口マ？」
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。どろ(プロフ) - とさかさん» とさか様、コメントありがとうございます！ちょっとメンヘラ意識してたので気づいて頂けて嬉しいです…！応援ありがとうございます！ (3月13日 11時) (
レス) id: 474271a7de (このIDを非表示/違反報告)
とさか - とってもおもしろいです‼ちょっとメンヘラな所、最高です。 更新楽しみに待っています！ (3月11日 18時) (レス) @page22 id: 7dfc9e770a (このIDを非表示/違反報告)
。どろ(プロフ) - ひかりさん» ひかり様、コメントありがとうございます！これからも更新頑張っていきます！ (2月15日 0時) (レス) @page17 id: 474271a7de (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 素敵です！！続き楽しみにしてます! (2月12日 18時) (レス) @page16 id: 066d5681b9 (このIDを非表示/違反報告)
。どろ(プロフ) - こあらさん» こあら様、コメントありがとうございます！そして気づいてくださりありがとうございます。誤字脱字にあまり気づかず･･･こあら様が教えて下さり助かりました！応援ありがとうございます！ (2月7日 7時) (レス) id: 474271a7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。どろ | 作成日時：2024年1月28日 19時
