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次に目を覚ましたときに、視界に映ったのは天井のみ
体を起こすと見覚えのある男がソファーに座っている
「 あ、おはよ 体調は? 」
『 あんまり、よくないです 』
治癒魔法かけたんやけど〜〜とか言ってるけど、
そう言えばあの緑の男、どこに行ったの、逃げなきゃ
『 あの、私帰ります 』
立ち上がり、ドアに向かって歩き出す
ドアノブに手をかけた瞬間、腕を掴まれた
「 まだ帰るには早いんとちゃう?相手してや 」
『 何言って、 』
思ってたより強い力で引っ張られて、体制を崩す
大胆に男の胸に飛び込む姿勢になって、
「 その傷治してあげたんやし…な? 」
抱えられた時と同じように顔が近づいてきて
触れたと思ったら舌を絡めて息を取られる
「 やっば、その顔そそるわ 」
『 放して、…!! 』
胸板を押し返すも、男女の差は埋まらない
唐突に変な手付きで太ももを撫でられる
「 その顔うぶやなぁ?あーかわい、もっと苛めたい 」
わたしは先程の男達で精神が削られてるのか、
涙がぽろぽろと零れて止まらない
『 っこわい、はなして、やだ、ぁ… 』
「 でも頼るのは俺ら、いや俺しかおらんのやからな? 」
冤罪で捕まっただけなのに
わたしに罪はないのに、なんで
『 なんでなの… 』
「 良いんよ、もっとその声聞かせて…? 」
首元に激痛が走り、ぽたぽたと零れるのは血
はぁはぁと息が乱れる
「 あまぁ…壊れるぐらい愛してやるよ 」
ふらふらとか、くらくらとかそんな言葉では表せない
とにかく放れてほしくて思いっきり急所を蹴った
「 い”っっった”ぁ”…!! 」
『 あなた達を、っ許さない、… 』
きっと睨みつけて、扉を開く
なにか聞こえた気もしたけど、はやく逃げなきゃ
sm side
女が、睨んだ
あぁ…
「 たまんねぇ…♡ 」
調教がいがありそうやなぁ?
…俺好みに躾たろ〜っと♡
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作者名:蓮。 | 作成日時:2021年10月19日 15時