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38、趣味の悪いことしますね。 ※色々と注意 ページ44

幻太郎side




『げ、幻太郎…さん?な、何を……』



「…」



抱きしめると彼女は動揺していて、言葉も途切れ途切れになっている。



やっぱり男には慣れていないようですねぇ


そうだ、少し意地悪してみましょうか…



『あの……』


「……ましたよね?」


『はい?』


「今日の朝、碧棺左馬刻に襲われていましたよね?」




そう言うとAさんは『っ』と声を漏らし、動かなくなってしまった。



「この家、部屋がたくさんある代わりに壁が少しばかり薄いんですよ。だから大きな声を出そうものなら隣の部屋に聞こえてしまうんです。…ここまで言えばわかりますよね?」



『お、おそ、襲われたなんて……
も、もしかしてずっと…聞いていたんですか?』



おやおや、驚いていますね



追い打ちをかけるようにAさんが感じている声を聞いた事、しかもそれを見ていた事を伝えると彼女は目を少し赤くし、泣きそうになっていた。



笑顔が綺麗な方は、泣き顔も綺麗なようで…




泣き顔にそそられ、もっと遊んでやろうと思い
碧棺左馬刻のように耳元で声を発する。




『っ!やっ…げんたろ、さ……』



「初々しくてなんとも可愛らしいですねぇ…
Aさん、好きですよ?」



感情が抑えきれず思いの丈を伝える。


もちろん耳もとで。




『ひゃっ!う、嘘…です、よね…?』



「いいえ?小生は本気ですよ?
……本気でAを手に入れたいと思ってる」



嘘だと言われついつい口調が荒くなる。


お仕置として、もっといじめてやろうか…



「私の思いを嘘だと言うなんて…酷い方ですねぇ。お仕置だ」



そういってAの耳を甘噛みする。



『やっ!ひゃぅ…やめてくだっ…さ、い…
お、おねがっ…ひゃあ!』



「何でしょうか?聞こえませんねぇ?
もっと大きな声で言わないと」



そして更に耳を噛み、Aの反応を楽しむ。




次はどういじめてやろうと甘噛みしながら考えていると、彼女はカクンと小生の首に埋もれてしまった。



「おや?気絶してしまったようですね…」



一定以上の羞恥を与えられると気絶してしまうんですね。



これはいじめがいがある。




1人でふふ、と笑っていると


「おめぇ、そーゆーコトやるタイプだったんだな」



と背後から話しかけられた。




「…盗み見ですか?趣味の悪い事しますね。






碧棺左馬刻?」




言いながら振り返るとニヤリと笑みを浮かべた碧棺左馬刻がドアに寄りかかっていた。

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honin - フレンドにりたくてもまんぱんでむりだった(泣き (2021年6月13日 21時) (レス) id: 35b30216e6 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - コメント失礼します!フレンドなりたいんですが良いですか?あと、このお話めっちゃ好きです! (2020年6月27日 12時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
シラユキ(プロフ) - 桜花さん» 認証させていただきました!!よろしくお願い致します!! (2020年6月12日 20時) (レス) id: 4aa4850497 (このIDを非表示/違反報告)
シラユキ(プロフ) - Riho MUSICさん» ありがとうございます!よろしくお願い致します!! (2020年6月12日 20時) (レス) id: 4aa4850497 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - フレンド申請させていただきましたよろしくおねがいします! (2020年6月9日 18時) (レス) id: 28a0d4aa7b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シラユキ | 作成日時:2020年3月30日 23時

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