【ヒプマイ】挙動不審な彼女と12人

36、自分のものにしてしまおう ページ42

幻太郎side


部屋に戻り椅子に腰かける。


「……」


またもや浮かんでくるAさんの顔。


【泉Aと申しますっ！よ、よろしくお願い致します！】

【ふふふっ】


初めてここに来た時のとても緊張していた顔。

歓迎会の時に初めて見せた可愛らしい笑顔。



「小生に想い人ができるとは…小生でも驚きですねぇ」






・


『あ、幻太郎さん！おはようございます！
いま朝ごはん用意しますね！』


「ありがとうございます」



Aさん、居間に戻って来てたんですね。


でもどこか動きがぎこちない…


まぁ、手の甲にキスされただけでも気絶するような人があんな事をされて平気ではいれませんよね





Aさんを目で追っていると、台所で何かの下ごしらえをしている軍人と彼女が話しているのが目に入った。



『詰め替え用の洗剤、あんな高い場所に……』


理鶯「む、小官が取ろう」


『ありがとうございます理鶯さん！』




2人のやり取りをみていると心の中で嫉妬心のような、憎悪のようなそんなモノがふつふつと湧いてきた。



…これではあの盗賊と同じではないですか…




そして、ふとある考えがうかんだ。



“Aさんを自分のものにしてしまおう“



こんなことを考えてしまうとは、小生もおちたものですね…


でも他の男に取られるかもしれないと思うと嫉妬で頭がおかしくなりそうだ。




…2人きりになったタイミングにでも仕掛けましょうか。


楽しみですねぇ


「ふふっ」



『？どうかしたんですか？』



「いいえ、なんでも…」








＊＊＊＊＊＊
なんか…スランプ入りました……

頑張って抜け出します。ごめんなさい…


あと夢野先生は好きって自覚するのも、そこからの行動もはやいと思います笑

多分これから夢野先生、軽いヤンデレになる可能性があるのでお気を付けてください〜

37、今がチャンスではないですか→←35、嘘なんです

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す