21、いただきます! ページ26
ジリリリリリリ
目覚まし時計のベルの音で目が覚めた。
『…………もう、朝………』
起きたばかりで口が上手く回らない。
枕に突っ伏したまま、手探りで目覚まし時計を探す。
顔を上げ時間を確認すると、まだ5時30分だった。
カーテンを軽く開けてみると確かにまだ外は薄暗く、太陽もまだ完全に昇りきっていない。
『もう少し……』
もう少し寝よう、と思いましたが昨日の歓迎会が頭に蘇ってきました。
『あ、いい事思いつきました…』
皆さんに朝ご飯を作りましょう!!
歓迎会を開いて下さったお礼ということで!!
『さっそく準備をしなければ…!』
ベットから降り、寝間着から普段着に着替えて部屋を出る。
皆さんを起こしてしまわないように足音に気をつけないと!!
足音を忍ばせながら階段をゆっくり降りていく
『あ、顔洗ってません…』
リビングから出て昨日一郎さんに教えていただいた洗面所へと向かいます。
『ふ〜…やっぱり朝の洗顔は気持ちいいですね』
洗顔を終わらせて再びリビングへ戻ってきました。
・
『朝ご飯を作ると言っても、食材があるといいのですが……』
そんな事を呟きながら冷蔵庫を開けてみました。
ですがそれは杞憂だったようです
なんと冷蔵庫には食材がパンパンに入っていました…!
『12人全員男性ですからね……。うーん、何にしましょうか』
一通り食材に目を通してみたが、鮭がたくさん買い置きしてありました。
『よし!鮭の塩焼きにしましょう!』
ご飯を炊いて、わかめのお味噌汁も作って…
と次々と湧いてくるアイディアに心を弾ませながら調理を始める。
・
気づくと作り始めてから約30分が経っていた。
『わ、もう6時ですね…でも、全員分出来ました!!』
私を含めて13人分、結構大変でした〜
ふぅ、と一息ついていると階段を降りてくる音が。
『あ、おはようございます!独歩さん!!』
独歩「ん、はい……」
反応が少し薄いですね…
まだ完全に起きていないようです。
『あの、朝ご飯作ったのですが…良かったら
どうぞ!』
独歩「え、いいんですかっ?」
作った朝ご飯を進めた途端、独歩さんは目を輝かせていました。
『ふふ、どうぞどうぞ!』
少し子供らしい1面を見せる独歩さんに頬を綻ばせてながらも作った品をテーブルに並べる。
独歩「いただきます!」
パンっと音を立てながら彼は手を合わせ箸に手を伸ばした。
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honin - フレンドにりたくてもまんぱんでむりだった(泣き (2021年6月13日 21時) (レス) id: 35b30216e6 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - コメント失礼します!フレンドなりたいんですが良いですか?あと、このお話めっちゃ好きです! (2020年6月27日 12時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
シラユキ(プロフ) - 桜花さん» 認証させていただきました!!よろしくお願い致します!! (2020年6月12日 20時) (レス) id: 4aa4850497 (このIDを非表示/違反報告)
シラユキ(プロフ) - Riho MUSICさん» ありがとうございます!よろしくお願い致します!! (2020年6月12日 20時) (レス) id: 4aa4850497 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - フレンド申請させていただきましたよろしくおねがいします! (2020年6月9日 18時) (レス) id: 28a0d4aa7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シラユキ | 作成日時:2020年3月30日 23時