第52章 ページ6
今日は私は1人で中華街に来ていた
ん?何で1人かって?
ずっとキャラのそばにいると心臓とか色々もたないからだよ…
ずっと一緒にいたら確実に死ぬ……
あ、それともう一つは
リアルガチの聖地巡礼がしたかったからさ!
元の世界の方で何度か聖地巡礼には行ったけど
その時よりも大興奮だわ
そんなことを考えながらパンダまんを購入し、端に避けて食べていると
見たことのある人物がこちらへ向かって歩いてくるのが見えた
えっ……嘘でしょ、まってマジで何でいるの…安吾さん
特務課は…?特務課のお仕事は?!
内心はこんなにも荒れているが
眉や指が多少ぴくりと動く程度に必死に抑えている
………………否、いたのだが
安吾とふと目があった瞬間目を見開いてしまい
ヒュッと喉が鳴った
いや、国木田君とか他のキャラに会った時はある程度心の準備ができてたからまだ良かったけど、この不意打ちは辛すぎるって!!
などと思っていたが多分完全に怪しまれたのであろう
安吾が軽く微笑み、こちらに近寄って来た
もう一度言おう、近寄って来た
え、これ逃げられないし下手に逃げたら面倒になるやつだよね、これ…ちょっと待ってどうしよう……誰か助けt
安吾「あの、どうかされましたか?」
話しかけて来たァァァァァ←脳内がパニック
『あ、いえ…知り合いと貴方が少し似ていたもので……すみません、つい驚いてしまって』
全く落ち着いてはいないが、取り敢えず不自然にならないように、平静を装って言葉を返す
安吾「あ、そうだったんですね」
待って、微笑んでるんだけど目が笑ってない
真面目に怖いんだけど
そして今なんか奥の方に辻村ちゃんが…見えたような気が
っと危ない、気がついたそぶり見せたら絶対終わる
安吾「ところで、お名前を伺っても…?」
『え?雨野萌愛ですけど…貴方は?』
声が裏返るところだったわ
名前の方は偽名教えたとしてもすぐバレるだろうから
余計怪しまれるからちゃんと本名を答えたけど
多分これは調べられるな
安吾「僕は坂口安吾と言います」
完璧なる営業スマイルが……
安吾「ところで、この後時間ありますか?」
『………へ…?』
え、あ……情報を聞き出そうってことか…
色々驚いたわ
『一応時間は空いてますけど…?』
断って逃げたいけど我慢だ
安吾「そうなんですね、宜しければ僕とお茶しませんか?」
『少しでしたら大丈夫ですよ』
安吾さんの目的は分かってるけど
お茶はするのは嬉しいな
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夏雨(プロフ) - 眼鏡笹団子さん» とっても面白い作品で見入ってしまいました!これからも更新頑張ってください! (2021年8月19日 12時) (レス) id: 892fd67213 (このIDを非表示/違反報告)
はーちゃん - とても、良い作品です!、応援してます!!!! (2020年11月19日 7時) (レス) id: 3ad67a8a12 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 前作から読んでます♪面白いですね!!続き待ってます! (2020年6月28日 18時) (レス) id: f9f48108ec (このIDを非表示/違反報告)
眼鏡笹団子(プロフ) - 雫さん» 読んでくださって有難うございます!!そうですね、感染しないように気をつけます!雫さんも気をつけてください! (2020年5月24日 11時) (レス) id: 5fbe94ee27 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - 前編も読ませていただきました。とても面白いかったです。待っていますので、頑張ってください。また、感染にも、十分注意してください! (2020年5月23日 9時) (レス) id: 7a23cd250d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:眼鏡笹団子 | 作成日時:2020年5月19日 14時