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第42章 ページ46

『うー…疲れた』


敦たちは殺人事件の応援に向かうため、電車に乗っていた
乱歩はビー玉を眺めており、敦と萌愛はぐったりとしていた

乗り方云々よりも、まず乱歩さんが甘味処や駄菓子などを見つける度にふらふらと立ち寄ろうとするので引き止めるのが大変だった……

駄目だという度にどんどん不機嫌になっていくから最終的に解決したら帰りにお菓子を買うと言ってしまった…嗚呼、金が吹っ飛ぶ気がする


敦「…大丈夫?萌愛ちゃん」

『あー…うん、大丈夫だよ』


敦君に心配されてしまった…敦君優しい















《次は〜〇〇駅〜次は〜〇〇駅〜》


敦としばらく話しているとアナウンスが流れ、3人は駅を降り、徒歩で現場へ向かった



?「遅いぞ探偵社!」


私たちが現場に着くと1人の男がこちらを睨みながら声を掛けてきた


乱歩「ん、きみ誰?安井さんは?」

箕浦「俺は箕浦、安井の後任だ。本件はうちの課が仕切る事になった、よって貴様と探偵社はもう不要だ」


箕浦は警察手帳を見せながら言った


乱歩「莫迦だなあ、この世の難事件は須く名探偵の仕切りに決まってるだろう?」

箕浦「フン、抹香臭い探偵社など頼るものか」

乱歩「何で」

箕浦「殺されたのが____俺の部下だからだ」


近くにいた警察官がバサッと遺体に掛けられたブルーシートを捲る


警察官「今朝、川を流されている所を発見されました」

乱歩「………ご婦人か」


乱歩は遺体を見ると帽子を取り胸に当て
敦は気分が悪くなったのか口元を抑えていた
萌愛はしゃがみ、一度手を合わせる

……愛する人に殺されるって、一体どんな気持ちだったんだろうか
悲しいと思うのか…嬉しいと思うのか
それとも恨むのか……まあ、少なくとも山際さんは恨んではいなかっただろうけどね

  だって彼女の最後の言葉は____



?「おーい、網に何か引っ掛かったぞォ」


…!おっといけない、考え事をしてるうちに少し話が進んでたわ


敦「何です、あれ?」

警察官「証拠が流れていないか川に網を張って調べているのですが____ 」

?「ひっ、人だァ!人が掛かってるぞォ!」


その言葉で、現場に一気に緊張が走った


箕浦「何だと!」

敦「まさか……」

箕浦「第二の被害者!?」


敦たちは走って向かう____


だが萌愛は呆れたような顔をして
小さくため息を吐いた



はあ…まあ仕方ない、私も行くか

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作品ジャンル:ラブコメ
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眼鏡笹団子(プロフ) - ケロ太郎さん» 応援ありがとうございます!楽しんでもらえるように、楽しい話をどんどん作っていきますね!! (2019年11月20日 18時) (レス) id: 5fbe94ee27 (このIDを非表示/違反報告)
ケロ太郎 - LINEの方でいつも楽しく読ませてもらってます。これからも頑張ってください! (2019年11月20日 13時) (レス) id: 8b68688e54 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:眼鏡笹団子 | 作成日時:2019年11月19日 22時

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