目覚めた悪魔と教員達 ページ13
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今日もまた、何時もと変わらぬ日常を過ごしていた生徒達。ある者は友と遊び、またある者は部活動に勤しみ、またある者は……と、各々が好きずきに過ごしていた時だった
ドォンッ…と大きな爆発音と共に地鳴りが校舎全体に響き渡る
何事だと慌てふためく生徒達を各寮の長達が号令を発し落ち着かせ、教職員達は直ぐさま音のした方へと校舎から飛び立った。音の発生源は、飛行術等を行う運動場。放課後の今は確か運動部のものが使っている…問題児だらけの学園だ、誰かが何かやらかしたのだろう……そう思っていた教員達だったが、けれど彼等は皆、運動場へ到着すると同時に己の目を疑った
「何をしているんです！！」
真っ先に声を投げたのは、この学園の長を理事長より任せられているディア・クロウリー。彼は運動場のど真ん中にて、口元に血を付着させている1人の小さな生徒に声を荒らげた。彼が声を荒らげたのは…小さな生徒が怪我をしている、からではない。怪我をしているのは、その生徒の下に箒を握りしめたまま蹲るもう1人の生徒だ
「彼を拘束してください！早く！」
クロウリーの声にいち早く反応したクルーウェルが教鞭を振り拘束魔法を唱えるが、小さな生徒は直ぐに反応し其れを避ける。然し、その隙にバルガスがもう1人の生徒を保護する事に成功した
バルガス「しっかりしろ、もう大丈夫だぞ！」
トレイン「早く彼を医務室へ」
『お腹すいた』
血塗れの生徒を保護した2人の背後からあどけなさを残す幼い声がかけられた。クロウリー、クルーウェル、そしてバルガスとトレインの間に緊張が走る
クルーウェル「くそっ…！今どうやって！！」
「2人ともリーチ君を連れて早く校舎へ！」
そんな筈がない…有り得ない。今まで自分達の目の前に居たのに、とクルーウェルは焦りを滲ませた。ほんの一瞬、瞬きをした間に…小さな生徒……Aはクロウリーとクルーウェルの視界から消え、フロイドを保護したバルガスとトレインの背後に移動したのだ
「早く！！」
クロウリーの怒声に近い命令に2人の職員は箒に跨り直ぐさま移動する。Aはそんな彼等の背を眺め、彼等の退路を守るように立ちはだかるクロウリーとクルーウェルへと視線を向けた
『…なんで、ジャマするの？……僕、おなかすいた』
「クルーウェル先生、加減はいりません。兎に角彼を拘束します……加減をすれば此方がやられてしまう」
首を傾げ己を見上げるAを見たクロウリーは杖を構える。その仮面の下に隠された瞳が微かに窄められていた
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(^^) - てぇてぇ (3月30日 4時) (
レス) @page36 id: 4e37b35646 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 夜宵依さん» コメントありがとうございます！教師陣がかっこいいと言って頂けて嬉しいです…！是非ぜひ、ツイステの方も面白いので見てみてください！ (9月3日 23時) (レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - ヴァターシさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けるととても嬉しいです！更新頑張ります (9月3日 23時) (レス) @page30 id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵依 - 教師陣かっこよすぎます……！！ツイステは見たこと無かったのですがこの作品をきっかけに見てみようかな、と思いました(*^^*) (8月24日 22時) (レス) @page30 id: 8ca662a052 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァターシ - イフリート先生やダリ先生、オペラ先生がかっこよかったです。これからの更新頑張ってくださいね (8月7日 19時) (レス) @page30 id: 60d9cbf677 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2023年4月20日 22時
